【脊椎分離症・すべり症のお話】
2016年07月08日 - お知らせ
みなさんこんにちは。
梅雨は明けたの?ていうくらい暑い日が増えてきましたが、熱中症対策はしていますか?
水分は利尿作用のあるお茶やコーヒーなどではなく、お水やスポーツドリンク等を飲むように心がけてみて下さい。
さて、今回は脊椎分離症・すべり症のお話をしようと思います。
■脊椎分離症
腰骨の上下で連結している突起状の骨がスポーツ等の繰り返しの負担で疲労骨折して分離してしまう事が大半ですが、
まれに先天的に分離している人もいるようです。
子供の頃からクラブ活動などで熱心にスポーツに打ち込んでいた人に多くみられます。
■脊椎すべり症
本来きちんと積み重なっている脊椎が前方にずれを起こし、
すべりがおおきくなると神経・脊髄を圧迫し、様々な神経症状が現れます。
原因としては、脊椎分離によって起こる「分離すべり症」と、老化によって起こる「変性すべり症」が大半で、
まれに先天的な骨の形成不全による「先天性すべり症」もあるそうです。
主な症状としては、慢性的な腰痛を感じやすいのが基本として、足のしびれ・神経痛、間欠性跛行といった
神経に影響する症状が出てくる場合があります。
特に、間欠性跛行という、歩くと足が動かなくなり、座って休むと歩けるようになるといった症状が現れた場合は要注意です。
若いころから何となく腰痛を感じている方、年齢に伴い、急に腰痛を感じ始めたり、歩行中、足の運びが急に悪くなった方は、
きちんと医療機関にかかる事をお勧めします。