外反母趾
- 足親指が靴に当たって痛い
- 仕事でヒールのある靴を履く必要があり外反母趾が悪化している
- 親指の付け根がズキズキして長時間歩くことができない
- サポーターをつけているがあまり効果がない
- 手術を勧められているが他の方法がないか知りたい
- 外反母趾で長く歩くと痛みが出る
- 外反母趾で病院やクリニックに通ったが良くならなかった
- インソールや矯正サポーターを試したがよくならなかった
- 外反母趾の変形を止めたい
- 以前よりも変形が進行してきている
外反母趾とは?|池袋 オアシス整骨院
外反母趾は、足の親指の付け根関節が第二趾側に曲がってしまった状態を指します。元々多少は第二趾側に曲がっているのですが、それが15度以上、「くの字」に見えるほどはっきり曲がっている場合、外反母趾と診断されます。付け根関節が大きく張り出すため、靴との摩擦で痛みを生じたり足自体の横幅が広がることで(開張足)靴で圧迫されることで痛みを出します。
特に長時間のハイヒールの使用や、足の形に合わない靴を履くことで症状が悪化しやすく、進行性の症状のため、一度親指の角度が悪化すると足の不安定性が増し、より一層症状の悪化する悪循環になります。
外反母趾の角度と進行度|池袋 オアシス整骨院
外反母趾は足部のレントゲン写真で診断します。第1中足骨と第1基節骨のなす角を外反母趾角と言い、15°までを正常、15~20°までを軽度、20~40°までを中等度、それ以上を重度としています。
外反母趾の場合は角度が軽度でも、痛みを強く出す場合や、逆に角度が重度でも痛みの出ていないケースもあります。外反母趾の角度だけでなく、親指の動きや足首の柔軟性も大きく関わってきます。
外反母趾の原因とは?|池袋 オアシス整骨院
外反母趾の原因は、大きく分けて3つあります。
重心の崩れ
足に合わない靴
加齢や運動不足によるアーチの低下
🔸重心の崩れ
外反母趾に限らず、足に問題を抱える人に多く見られる状態として、「重心の崩れ」があります。
特に外反母趾の患者様に多く見られるのが足首の倒れ込み「過回内」と言われる骨格の歪みの状態です。
この状態が続くことで重心が親指側に乗り外反母趾の変形や痛みを悪化させる原因になります。
🔸足に合わない靴・サイズのあわない靴を履いている
「ハイヒールや先の細い靴」を履いていると足指付け根に負担がかかり第二趾側に曲がりやすくなり外反母趾の痛み、変形を悪化させます。また「サイズの合っていない靴」を小さい靴だけでなく、サイズの大きすぎる靴を履いている場合でも靴の中で足が動いてしまい親指が靴に当たることで外反母趾を悪化させます。
🔸加齢や運動不足によるアーチの低下
加齢や運動不足により足の筋力が低下すると、足裏のアーチが機能しなくなり偏平足や開張足の原因になります。アーチの低下は外反母趾の悪化だけでなく、足底筋膜炎などの足裏の痛みや膝痛など多くの痛みの原因になります。
ご自宅でケアを行う|池袋 オアシス整骨院
こんな方にオススメ
外反母趾の角度がごく軽度
痛みはたまにしか出ない、またすぐに軽減する。
外反母趾は気になっていないが予防を行いたい。
ご自宅でできるエクササイズとして「足指じゃんけん」「足指のストレッチ」が有効です。
外反母趾が悪化する方の多くに足指の機能の低下が見られます。「足指じゃんけん」「足指のストレッチ」を毎日行うことで機能低下を防ぐ効果が期待できます。
「足指ジャンケン」・・・ゆっくり・大きく動かすことを意識して実施して見てください。
チョキは親指が下のパターンと上のパターン両方できると効果的です!
「足指ストレッチ」
①指の根本から指先までしっかり引っ張りましょう。
②指の間をしっかり広げる。可能であればそのほかの指の間も動かせる
と効果的です。
③親指をゆっくり・しっかり上下に動かしながら行います。
急激な負荷がかからないようにゆっくり痛みの出ない範囲で行ってください。
病院・整形外科での治療
こんな方にオススメ
外反母趾の角度が重度で、痛みが強く日常生活に大きく影響が出ている場合などは手術の選択肢も出てくる場合があります。またレントゲン等で正確な角度等を確認したい方や保険適用させたインソールの作成をご希望の方も整形外科の受診が必要となります。
オアシス整骨院での施術
こんな方にオススメ
手術をせずに痛みを抑えたい。
外反母趾を悪化させないようにしたい。
自分の今の状態にあった自宅ケアを知りたい。
当院では外反母趾の状態を含め、現在の足〜全身の状態がどうなっているのかをしっかり把握するための検査に最も重点を置いています。
御来院いただいた際に問診にてお話を聞かせて頂き必要な検査さを組み合わせて行わせて頂きます。
1、全身の状態確認
外反母趾の原因が足部以外にある場合もあるため、まずは全身の体の状態を確認させて頂きます。また足底筋膜は歩行や立位姿勢にも影響が出るため、足部以外に問題が出ていないかの確認のために全身の検査を行います。
2、FPI(Foot Posture Index)
足のアライメント(骨配列)を点数化する評価法となっており、世界的に最も メジャーな検査法です。日本には足の専門医は少ないですが、海外には足の専門医(足病医)というジャンルが存在しています。その足病医たちが基準にしているもので、信頼性がとても高いのです。
足の状況を写真で撮りながら直接共有しながら評価を行うため足の状況把握にとても有用です。
3、3Dスキャンによるデータ解析(三次元足型自動計測機)
足首から下の「甲」「踵」「つま先」「足裏」などの片足約3 万ヶ所を計測し足型を正確に再現します。計測されたデータは瞬時に3D 表示され、足の立体的な形状が詳細にわかります。足型形状から足長、足囲、アーチ高などをスピーディーに分析可能で足の歪みの状態把握を行うことが可能です。
4、足底圧分析システム トゥルーフィート
立ち方のクセなど、立位時の足底圧力の分布を測定し、測定時間内の平均圧力データを圧力の色分け表示や前後左右のバランスを%で表示します。3D表示で、より分かりやすい説明が可能となります。必要な場合は歩行の解析でも使用していきます。
オアシス整骨院での治療方法
症状に合わせて①〜⑥の各施術方法を組み合わせて症状の改善を行っていきます。
①痛みや炎症の強い場合
痛みが強く出ている場合はハイボルテージという治療器を用いて痛みを軽減させる治療をメインに行っていきます。
ハイボルテージ:高電圧の電気刺激を深部組織に到達させ、痛みの原因である最深部から治療できるのが特徴で、トップアスリートが活躍する現場で使用されていることが多い電療法です。
②筋緊張の強い場合
筋緊張の強い部分には超音波治療器やラジオ波といった特殊な治療機器を使用して筋肉の緊張を緩めると共に、血流を改善させて筋肉の本来の動きを出しやすくしていきます。
超音波治療:1秒間に100万回(1MHz)/300万回(3MHz)の高速度ミクロマッサージにより、手技療法では届かない深部に直接刺激を与えることができます。
超音波が体に照射される際に生じる熱で、温熱作用を発生させ、超音波が到達している範囲を深部まで温めることができます。
③関節の動きが悪い場合/関節のユガミがある場合
それぞれの検査によって出た問題点を足の疾患に特化した骨格矯正を行い足の筋肉だけでなく足のバランスを整えていきます。バランスを保つ役割と足首の筋出力をつかさどっている関節を調整することで足のバランスを整えていきます。
④テーピング療法
治療の効果を最大限キープするためにもテーピングは効果的です。当院では水に強く、かぶれにくいテーピングを使用しておりますので安心してご利用いただけます。
⑤インソール(フォームソティックス・メディカル)
足底筋膜炎の根本原因となる筋力低下や足部の不安定性、扁平足(回内足)などが強い方に関してはインソールの使用をお勧めしております。
下半身に痛みがある方のうち95%以上が「過回内」という足部の倒れこみ状態であるというデータもあります。
フォームソティックス・メディカルによって足部アライメント(骨配列)を正常な位置に矯正することで、足、膝、腰、姿勢の悩みを解決できる可能性を高めていくことができます。
⑥自宅ケアのためのエクササイズ指導
すでに外反母趾になってしまっている方は、今後も痛みの問題が発生するリスクが「外反母趾でない方」より高い傾向にあります。
一生涯ご自身の足でしっかり歩き続けるためには、ご自宅でのエクササイズが必ず必要になってきます。ネットなどにも沢山情報はありますが、今の患者様一人一人の状態にマッチしたエクササイズができるように状況に合わせたエクササイズをお伝えいたします。
【執筆者】
オアシス整骨院 院長 岡本達也
中学・高校と部活でハンドボール部に所属していました。毎日練習をするなかで、腰を痛めたり、足首の捻挫をしてしまうことがありました。
その時治療やテーピングなどのサポートを行ってくれたのが柔道整復師の先生でした。私もスポーツや日常生活で身体を痛めてしまった方々をサポートしていきたいと思い、治療家になりたいと思いました。
治療家になった今は、トレーニング指導を行い、競技力・生活の質の向上も積極的に行いたいと思い日々活動しております。
身体の痛み改善だけではなく、ケガの再発予防、スポーツでのパフォーマンス向上、「あの頃のように○○したい」というお悩みに対しても全力でサポートさせていただきたいと思います!