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足底筋膜炎の原因とは?|池袋東口オアシス整骨院
「足底筋膜炎の原因とは?」オアシス整骨院 池袋東口院
はじめに:足底筋膜とは?
足底筋膜は、足裏のかかとから足指の付け根にかけて広がる厚くて丈夫な結合組織であり、足のアーチを支える重要な役割を果たしています。この組織は、歩行やランニングの際に足の骨や関節にかかる衝撃を吸収し、安定した足の動きをサポートするクッションのような存在です。さらに、足底筋膜は足全体の形状を保つ役割も持ち、足の正常な機能を維持するために欠かせない構造です。
足底筋膜は、以下のような重要な機能を持っています。
足のアーチを支える:土踏まずを形成し、足の安定性とバランスを保つ。
衝撃の吸収:歩行やランニング時にかかとや足裏に加わる衝撃を吸収。
エネルギーの効率的な伝達:足の推進力を高め、効率的な歩行や走行をサポート。
足の形状維持:足の骨格を正しい位置に保ち、歩行時の力の伝達を最適化。
さらに、足底筋膜は人体の最も強力な結合組織の一つであり、体重を支えるだけでなく、歩行やランニング時に発生する強い引っ張り力にも耐えられるように設計されています。実際に、足底筋膜は歩行時に体重の2倍、ランニング時には体重の3〜4倍もの圧力を受けることがあります。
足底筋膜とは?
足底筋膜炎は、この足底筋膜に炎症が生じ、痛みや不快感を引き起こす状態を指します。特に、足底筋膜が繰り返し引っ張られることや、過剰な負荷がかかることで小さな損傷が蓄積し、それが慢性的な炎症を引き起こします。典型的な症状は、かかとや足裏の鋭い痛みであり、特に朝起きた直後や長時間座った後に初めて歩き出す際に強く感じられることが多いです。これは、睡眠中に足底筋膜が収縮し、初めて体重がかかる瞬間に強く引き伸ばされるためです。
足底筋膜炎の痛みは以下のように分類できます。
- 刺すような痛み:朝の第一歩で感じやすい、鋭い痛み。
- 鈍い痛み:長時間の立ち仕事や歩行後に現れることが多い。
- 灼熱感:筋膜が炎症を起こしている場合に感じやすい。
足底筋膜炎になりやすい人の特徴
足底筋膜炎は特定の条件下で発症しやすい傾向があります。以下のような特徴を持つ人が特にリスクが高いとされています。
年齢や性別:40〜60代の中高年層に多く、特に女性に多いとされています。これは、加齢による筋力低下や関節の硬さが影響するためです。
立ち仕事やランナー:長時間立ちっぱなしの仕事やランニングなど、足に繰り返し強い負荷がかかる活動をする人はリスクが高くなります。
足の形状や歩き方:扁平足、ハイアーチ、回内足などの足の形状異常や、歩行時の不安定な動作も原因となります。
体が硬い:柔軟性の低下に伴い足底筋膜にかかる負荷が強くなります。
足底筋膜炎の原因
体の柔軟性低下
体の柔軟性が低下すると、足底筋膜にも直接的な負担がかかりやすくなります。特に、ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性が失われると、歩行やランニング時に足底筋膜に過度な引き伸ばし力がかかり、痛みの原因となります。これにより、足底筋膜が引っ張られた状態が続くと慢性的な炎症が引き起こされることがあります。
足のアーチ不良
扁平足:足のアーチが低く、土踏まずがほとんどない場合、足底筋膜への負荷が増加しやすくなります。土踏まずが潰れることで、足底筋膜が過度に引き伸ばされ、炎症が起こりやすくなります。
ハイアーチ:逆に、アーチが高すぎる場合も問題です。足裏全体で体重を分散できず、かかとや前足部に過剰な負担が集中するため、足底筋膜に強いストレスがかかります。
回内足:足首が内側に倒れた状態で歩くことも足底筋膜への負担を増加させます。これにより、足底筋膜が引っ張られやすくなり、炎症が発生しやすくなります。
使いすぎ
足底筋膜は日常的に多くの負担を受けていますが、特にランニング、ジャンプ、長時間の立ち仕事などはそのリスクを大幅に高めます。運動量が増えると、足底筋膜の繊維に細かな損傷が蓄積し、それがやがて炎症を引き起こす原因となります。
立ち仕事などの負担
長時間の立ち仕事は、足底筋膜に継続的な負担を与える大きな要因です。例えば、レストランのスタッフや工場作業員など、長時間にわたり立ち続ける職業の人々は、足底筋膜炎の発症リスクが高くなります。特に硬い床での作業は、足底筋膜に対する衝撃が大きくなり、痛みを引き起こしやすくなります。
足裏の感覚器の低下
足裏には多くの神経受容器が存在し、バランス感覚や圧力分布を調整しています。しかし、これらの感覚が低下すると、正しい体重分散ができず、特定の部分に過度な負担がかかりやすくなります。これが足底筋膜の過剰なストレスにつながり、痛みを引き起こす原因となります。
体重が重くなっている
体重が増えると、足底筋膜にかかる圧力が増大します。特に、肥満や体重の急激な増加は、足底筋膜に対する負担を大幅に増やし、痛みを引き起こしやすくなります。
靴の問題
サイズの不一致:適切なサイズの靴を履かないと、足底筋膜に過剰な負担がかかります。
パンプスの使用:かかとが高い靴は前足部に過剰な圧力をかけ、足底筋膜にストレスを与えます。
サンダルの影響:足をしっかりと支えないサンダルは足底筋膜に不安定な負荷をかける原因になります。
以上のような要因が重なることで、足底筋膜炎が発生しやすくなります。これらのリスク要因に注意し、適切な靴選びや生活習慣の改善を心がけることが重要です。
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