足関節前方インピンジメント
- 足首前側のつまり感や痛み
- 運動後に足首周りが腫れる
- 足首前側の痛みでしゃがみ込めない
- 足首の背屈(つま先を持ち上げる動作)で痛みが出る
- 捻挫後から足首の前側につまり感や痛みがある
足関節前方インピンジメントとは?|オアシス整骨院 池袋東口院東口院
足関節前方インピンジメント症候群は、足首の関節前方部分で骨や軟部組織が挟み込まれたり、衝突(インピンジメント)することで痛みや可動域の制限が生じる状態を指します。 背屈動作(つま先を持ち上げる動作)を行う際に症状が現れやすく、足首に負担がかかるスポーツや活動を頻繁に行う人に多く見られます。
この症候群は、サッカー、バスケットボール、バレエ、バレーボールなど、ジャンプや急な方向転換、足首の背屈動作が起こるスポーツ選手に多く発症します。そのため、「フットボーラーズアンクル」とも呼ばれることがあります。
足関節前方インピンジメントは、大きく「骨性インピンジメント」と「軟部組織性インピンジメント」の2種類に分類されます。
骨性インピンジメントでは、骨同士が直接衝突することで症状が発生します。
軟部組織性インピンジメントでは、靭帯や滑膜などの軟部組織が挟み込まれることで症状が出現します。
足関節前方インピンジメントの症状とは?|オアシス整骨院 池袋東口院東口院
初期症状としては、足首前方の違和感や軽い痛みを感じることがあります。足首を背屈させたときにほんの少し不安感が生じる場合もあり、運動後に足首周囲が腫れることもあります。
症状が進行すると、足首前方の痛みが増え、日常生活でも違和感を感じるようになります。動作で痛みが強くなり、運動中や運動後に足首の腫れや炎症が起こることもあります。
重症度が増すと、足首の可動域が著しく制限され、普通の歩行にも障害をきたすようになります。夜間にも痛みを感じ、安静時でも違和感が消えないことがあります。強い圧痛があり、腫れが持続する場合もあります。スポーツ活動や激しい運動が困難になり、パフォーマンスが低下することが考えられます。
この症状は放置されると慢性的な痛みや関節の変形を考える可能性があります。ます。
足関節前方インピンジメントの原因とは?|オアシス整骨院 池袋東口院東口院
骨性インピンジメントの原因として、過度な運動などによる負荷が挙げられます。 スポーツや日常生活で足首を酷使することで、脛骨(スネの骨)前縁などに骨棘(骨のとげ)が形成されます。これが「足首を背屈」や「しゃがむ時の動作」で骨同士がぶつかり、痛みや可動域の制限を起こします。 また、また、捻挫や外傷も原因の一つです。
さらに、加齢による変形も影響します。年齢を重ねることで関節の変形が進み、骨棘が形成されやすくなります。
軟部組織性インピンジメントの原因には、靭帯や滑膜の肥厚があります。 捻挫や靭帯損傷後に靭帯や滑膜が肥厚し、瘢痕組織が形成されることで、これらが関節内に挟み込まれます。また、捻挫後にしっかりと治療やリハビリをせず放置していることで足関節が不安定になり、軟部組織の過剰な増殖や瘢痕化が進行します。また慢性的な炎症も原因となります。関節周囲の炎症が慢性化することで滑膜や靭帯が肥厚発生します。
その他の課題としては、スポーツ特有の動作が挙げられます。 サッカーのキック動作やバレエでの(つま先立ち)など、特定の動作が足首に負担な負担をかけます。
また生まれつきの骨格の形状や関節の柔軟性の低さがインピンジメントのリスクを高めます。
足関節前方インピンジメントの施術方針|オアシス整骨院 池袋東口院東口院
①問診・検査・カウンセリング
まずは患者様の初診時に時間をかけ、問診と検査を充分行なうことで現在のお身体の状態を把握します。特に初回では下肢の柔軟性(筋肉・股関節・足関節をメインに)、足のアーチ機能の状態、足部の感覚器のチェックをしっかり行い今後の治療の方針を決めていきます。
足部に状態を正確に把握するために状況に合わせて以下の測定器を使用しております。
○足形3Dスキャン
レーザーによる精確で迅速な計測
「三次元足型自動計測機」は、レール型レーザー計測システムを採用し、片足約3万ヶ所の計測ポイントを駆使して、足首から下の「甲」「踵」「つま先」「足裏」などを立体的に再現します。従来のJIS規格に対応する足長、足幅、足囲などの手計測を自動化します。また、アーチ高などの詳細な部分の値を求め、分析することができます。
○足圧測定器トゥルーフィート(Truefeet)
トゥルーフィート(Truefeet)は、足底圧分布を高精度に測定する最新技術を採用した機器です。静止立位や歩行中の足底圧力を3D表示し、圧力の分布状態を詳細に把握することで、足の健康状態を包括的に評価します。静止測定では、圧力分布から内反や外反の状態を予測し、足弓の状態を確認できます。歩行測定では、圧力中心線の軌跡や歩行周期を動画で記録し、歩行異常の分析が可能です 。
②痛みの改善
・ハイボルテージ(電気治療)
痛みの軽減のために高圧の電気を流していく施術です。強い電気刺激で感覚を麻痺させることにより、高い鎮痛作用が期待できます。また、電気によるマッサージ作用で血行を促せますので、腫れの抑制も図れます。
③足部の柔軟性改善
・ラジオ波
当院ではSWIMS(スイムス)という治療器を使用しています。通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しない「筋肉の癒着」を効果的に改善するための治療器です。癒着とは切り傷の後にできる「かさぶた」のような組織で、体内の多くの場所にありますが、通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しません。
ラジオ波を使って温熱をかけ、癒着組織の主成分であるコラーゲンを動きやすい状態にして筋肉や足関節周辺組織の緊張を軽減させます。
・超音波–コンビネーション
超音波治療器とハイボルテージを同時に使用する「コンビネーション治療」を行います。超音波のマイクロマッサージ効果と電流の鎮痛作用により、血行を促進し、早期に筋緊張の改善を行います。
④骨盤・股関節〜足部の骨格矯正
下肢の筋肉は骨盤〜足部に付着しているため、それぞれの関節の柔軟性が低下することで足部の負担が増します。特に足関節前方インピンジメントになるかたの多くは負担のかかっている部位の筋肉や関節の柔軟性が低下している傾向にあります。それぞれの関節の柔軟性がることを目的に骨格矯正を行なっていきます。
⑤足部・体幹の安定性強化
・足部エクササイズ
足部の安定性を目的にしたエクササイズを行います。
足関節前方インピンジメントと同時に発生している他の足部疾患の改善や、再発予防のためにもご自宅で実施できるようにご提案いたします。
・インソール
足裏には感覚器と言われる体のバランスを保つ神経があります。
インソールを入れることで足部の安定性の強化や低下しているアーチを支えるために重要になります。
・体幹強化
体幹(腹部・臀部)の筋肉がしっかり支えているかどうかは歩行時等の安定性に重要になります。
当院ではグランテスラ(電磁パルスE M S)を使用して体幹周りの強化を行います。(服の上からの使用が可能ですので臀部の使用も可能です)
足関節前方インピンジメントの場合、上記の改善の他にも日常での自宅ケアが必ず必要になります。いい状態をキープする為にも日常生活の見直しを同時に行えるように自宅でのケアもしっかりお伝えしていきます。
豊島区南池袋のオアシス整骨院では患者様が足関節前方インピンジメントの痛みで悩まされることのない毎日を送れることを目指しています。
足関節前方インピンジメントでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
【執筆者】
オアシス整骨院 池袋東口院 院長 岡本達也
小学生の時に足の捻挫で初めて整骨院に通院し、その時の院の雰囲気や当時の院長先生に衝撃を受けたことを今でも覚えています。その整骨院に来院される方は体の痛みや、違和感だけでなく、精神的な不安を感じている方もたくさん通院されていました。
でも院長先生の施術を受けた患者様は皆さん笑顔で帰っていかれる姿を何度もみました。「なんだ!!この凄い人は‼」と子供ながらに感じ、院長先生みたいになりたい!!人を笑顔にする仕事がしたいと思い小学生の時に柔道整復師になると決意し治療家になりました。
当院では痛みを取ることだけが目的ではなく、「また痛くならないカラダ作りや快適な生活がおくれる体作り」を目的とし患者様に施術をさせて頂いております。
当院コンセプトである「美と健康と若々しさ、未病を防ぐ」を多くの方に実感して頂けるようにスタッフ一同日々励んでまいりますのでよろしくお願い致します。お体のお悩み・不安など御座いましたら、気軽にご相談下さい!責任を持ってお答えさせて頂きます。
一緒に頑張って行きましょう!!
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