内反小趾
- 歩行時に足の小指が痛む
- 足に合う靴が見つからない
- タコやマメができてしまう
- 足の変形が気になる
- 運動時に足の小指が痛む
内反小趾とは?|池袋 オアシス整骨院
足部の解剖学的な理解
内反小趾(ないはんしょうし)とは、足の小指(第五趾)が内側に曲がり、隣の第四趾に向かって傾斜する足部の変形を指します。この状態では、小指の付け根にある第五中足骨頭が外側に突出し、その部分が靴に当たりやすくなります。足の骨格は26個の骨から構成され、その中で中足骨は足のアーチを形成し、体重を支える重要な役割を果たしています。内反小趾は、この中足骨と趾骨(指の骨)の接合部に問題が生じることで発症し、足全体のバランスや歩行機能に影響を与える可能性があります。
内反小趾の数値データ
• 発生率
内反小趾の正確な発生率は明確ではありませんが、足部疾患の中でも比較的多く見られる症状です。(内反小趾であっても痛みがなく放置されているケースも多くあります。)特に外反母趾と同時に発症するケースが多く、その割合は約30〜60%とされています
• 男女比
女性に多く見られ、男性の約3倍の発症率があります。
• 片足と両足の割合
両足に発症するケースが多く、片足のみの場合もありますが、左右差があることが一般的です。
好発年齢と性別
• 年齢
思春期から中高年にかけて発症しやすく、特に40〜60代の女性に多く見られます。加齢に伴う筋力低下や靭帯の柔軟性の低下が影響していると考えられます。
• 性別
女性に多く発症する傾向があります。これは、女性がハイヒールや先の細い靴を履く機会が多いことや、妊娠・出産によるホルモンバランスの変化が靭帯に影響を与えるためとされています。
内反小趾の原因とは?|池袋 オアシス整骨院
どんな人がなりやすいのか?
• ハイヒールや先の細い靴を頻繁に履く人
足先を圧迫する靴は小指を内側に押しやる力が働きます。またサイズの合っていない靴の長時間の使用も内反小趾の発生リスクを増加させます。
• 長時間の立ち仕事や歩行が多い人
足にかかる負担が増え、変形のリスクが高まります。
• 足の形状に問題がある人
扁平足や開張足など、足のアーチが崩れている人は小指に負担がかかりやすくなります。
• 遺伝的要因
家族に内反小趾や外反母趾の既往がある場合、同様の症状が現れる可能性が高まります。
考えられる原因
• 不適切な靴の選択
足に合わない靴、特に先が細くヒールが高い靴は、足先を圧迫し変形を悪化させるリスクが高くなります。
• 足部の筋力低下
足の筋力や靭帯が弱まると、骨格や姿勢を正しい位置に保持できなくなり、歩行時等での不安定感が強くなることで症状を悪化させます。
• 足底アーチの崩れ
足のアーチが低下すると、足の横幅が広がり、骨格に負担がかかります。歩行時等での不安定感が強くなることで症状を悪化させます。
• ホルモンバランスの変化
女性の場合、妊娠や更年期に伴うホルモン変化が靭帯の柔軟性に影響を与えます。
• 外反母趾との関連
外反母趾があると足の前部が広がり、小指への圧力が増すことで内反小趾を誘発することがあります。
外反母趾との関連性
内反小趾と外反母趾は足の反対側で起こる変形ですが、原因や症状には多くの共通点があります。どちらも足の縦アーチ・横アーチの崩れや、不適切な靴の着用によって状態が悪化していきます。
また、外反母趾が進行すると足の前部が広がり、相対的に小指にかかる圧力が増えるため、内反小趾を併発する可能性が高まります。両方の症状が同時に進行すると、足全体のバランスが大きく崩れ、歩行機能や日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
内反小趾の症状|池袋 オアシス整骨院
初期症状について
• 小指の付け根に違和感や痛み
最初は軽い違和感から始まり、徐々に痛みが増していきます。
• 赤みや腫れ
小指の外側や付け根部分が赤く腫れることがあり、触れると痛みを感じます。
• 皮膚の硬化やたこの形成
摩擦や圧迫が続くと、皮膚が硬くなりたこや、うおのめができやすくなります。
• 小指の変形
見た目にも小指が内側に曲がっていることがわかるようになります。
痛みを感じるタイミング
• 歩行時
特に靴を履いて歩くときに痛みが強くなります。
• 靴を履いているとき
先の細い靴や硬い素材の靴を履くと、圧迫され痛みが増します。
• 長時間の立ち仕事後
足に負担がかかり、痛みや疲労感が強まります。
• 運動時
ランニングやジャンプなどの激しい動きをすると痛みが増すことがあります。
内反小趾の悪化のリスク|池袋 オアシス整骨院
• 慢性的な痛みへの移行
初期の違和感や軽い痛みが、放置することで慢性的な痛みに変わります。
• 日常生活への影響
痛みや不快感により、歩行や立ち仕事が困難になることがあります。
• 他の足部疾患の併発
内反小趾が進行すると、足全体のバランスが崩れ、外反母趾やモートン病、ハンマートゥなど他の足部疾患を引き起こす可能性があります。
• 精神的ストレス
痛みや見た目の変形がストレスとなり、精神的な負担が増えることがあります。
注意点:内反小趾は早期に適切な対処を行うことで、症状の進行を防ぐことができます。足に合った靴の選択や、インソールの使用、足部のストレッチや筋力トレーニングが有効です。また、痛みや変形が気になる場合は、専門家に相談し適切な治療を受けることが重要です。
内反小趾の施術方針|池袋 オアシス整骨院
① 問診・検査・カウンセリング
まずは患者様の初診時に時間をかけ、問診と検査を充分行なうことで現在のお身体の状態を把握します。特に初回では下肢の柔軟性(筋肉・股関節・足関節をメインに)、足のアーチ機能の状態、足部の感覚器のチェックをしっかり行い今後の治療の方針を決めていきます。
足部に状態を正確に把握するために状況に合わせて以下の測定器を使用しております。
・足形3Dスキャン
レーザーによる精確で迅速な計測
「三次元足型自動計測機」は、レール型レーザー計測システムを採用し、世界最高レベルの計測処理と操作性を実現しています。この機器は、足全周を高精度に計測することで、詳細な足型データを提供します。
立体的な足型再現
片足約3万ヶ所の計測ポイントを駆使して、足首から下の「甲」「踵」「つま先」「足裏」などを立体的に再現します。計測されたデータは瞬時に3D表示され、足の立体的な形状を詳細に確認できます。さらに、マウス操作で自由な視点から足の形状を確認することが可能です。
スピーディーな足型分析
計測データは独自の足型分析ソフトウェアで処理され、従来のJIS規格に対応する足長、足幅、足囲などの手計測を自動化します。また、アーチ高などの詳細な部分の値を求め、分析することができます。
・足圧測定器トゥルーフィート(Truefeet)
トゥルーフィート(Truefeet)は、足底圧分布を高精度に測定する最新技術を採用した機器です。静止立位や歩行中の足底圧力を3D表示し、圧力の分布状態を詳細に把握することで、足の健康状態を包括的に評価します。静止測定では、圧力分布から内反や外反の状態を予測し、足弓の状態を確認できます。歩行測定では、圧力中心線の軌跡や歩行周期を動画で記録し、歩行異常の分析が可能です 。
② 痛みの改善
・ハイボルテージ(電気治療)
膝関節の痛みの軽減のために高圧の電気を流していく施術です。強い電気刺激で感覚を麻痺させることにより、高い鎮痛作用が期待できます。また、電気によるマッサージ作用で血行を促せますので、腫れの抑制も図れます。
③ 足部の柔軟性改善
・ラジオ波
当院ではSWIMS(スイムス)という治療器を使用しています。通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しない「筋肉の癒着」を効果的に改善するための治療器です。癒着とは切り傷の後にできる「かさぶた」のような組織で、体内の多くの場所にありますが、通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しません。
ラジオ波を使って温熱をかけ、癒着組織の主成分であるコラーゲンを動きやすい状態にして筋肉や膝関節周辺組織の緊張を軽減させます。
・超音波-コンビネーション
超音波治療器とハイボルテージを同時に使用する「コンビネーション治療」を行います。超音波のマイクロマッサージ効果と電流の鎮痛作用により、血行を促進し、早期に筋緊張の改善を行います。
④ 骨盤・股関節〜足部の骨格矯正
下肢の筋肉は骨盤〜足部に付着しているため、それぞれの関節の柔軟性が低下することで足部の負担が増します。特に扁平足障害になるかたの多くは負担のかかっている部位の柔軟性が低下している傾向にあります。それぞれの関節の柔軟性がることを目的に骨格矯正を行なっていきます。
⑤ テーピング
治療の効果を最大限キープするためにもテーピングは効果的です。当院では水に強く、かぶれにくいテーピングを使用しておりますので安心してご利用いただけます。
⑥ 足部・体幹の安定性強化
・足部エクササイズ
足部の安定性を目的にしたエクササイズを行います。扁平足障害と同時に発生している他の足部疾患の改善や、再発予防のためにもご自宅で実施できるようにご提案いたします。
・インソール
足裏には感覚器と言われる体のバランスを保つ神経があります。インソールを入れることで足部の安定性の強化や低下しているアーチを支えるために重要になります。
・体幹強化
体幹(腹部・臀部)の筋肉がしっかり支えているかどうかは歩行時等の安定性に重要になります。当院ではグランテスラ(電磁パルスE M S)を使用して体幹周りの強化を行います。(服の上からの使用が可能ですので臀部の使用も可能です)
内反症しの場合上記の改善の他にも日常での自宅ケアが必ず必要になります。いい状態をキープする為にも日常生活の見直しを同時に行えるように自宅でのケアもしっかりお伝えしていきます。
豊島区南池袋のオアシス整骨院では患者様が内反小趾の痛みで悩まされることのない毎日を送れることを目指しています。膝痛でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
【執筆者】
オアシス整骨院 池袋東口院 院長 岡本達也
小学生の時に足の捻挫で初めて整骨院に通院し、その時の院の雰囲気や当時の院長先生に衝撃を受けたことを今でも覚えています。その整骨院に来院される方は体の痛みや、違和感だけでなく、精神的な不安を感じている方もたくさん通院されていました。
でも院長先生の施術を受けた患者様は皆さん笑顔で帰っていかれる姿を何度もみました。「なんだ!!この凄い人は‼」と子供ながらに感じ、院長先生みたいになりたい!!人を笑顔にする仕事がしたいと思い小学生の時に柔道整復師になると決意し治療家になりました。
当院では痛みを取ることだけが目的ではなく、「また痛くならないカラダ作りや快適な生活がおくれる体作り」を目的とし患者様に施術をさせて頂いております。
当院コンセプトである「美と健康と若々しさ、未病を防ぐ」を多くの方に実感して頂けるようにスタッフ一同日々励んでまいりますのでよろしくお願い致します。お体のお悩み・不安など御座いましたら、気軽にご相談下さい!責任を持ってお答えさせて頂きます。
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