坐骨神経痛
- お尻や太もも、ふくらはぎ、足にかけての鋭い痛みやしびれ
- 腰を反らすと太もも、ふくらはぎに痛みやしびれを感じる
- おしりの痛みが強く、座り続けることが困難
- 歩くと下肢に痛みが出るため歩けなくなるが、休むと歩くことができる
- 体をかがめると痛みが強くなる
坐骨神経痛とは?|オアシス整骨院 池袋東口院
「坐骨神経痛」とは、病名ではなく坐骨神経が原因で発生する「お尻の痛み」・「太ももの痛み」・「ふくらはぎの痛み」・「足の痺れ」・「歩けない」・「長時間座っていられない」・「痛みで寝られない」などの神経痛の総称で、おしりから下肢にかけて痛みやしびれが続く状態を言います。
・坐骨神経とは?
坐骨神経は、人間の身体で最も太く、最も長い末梢神経です。 この神経は臀部を通ってふくらはぎ、そして足の先にまで伸びます坐骨神経は下半身全体の感覚と運動を統括しており、以下のような重要な役割を担っています:
1.感覚の伝達
具体的には、皮膚接触した知覚や痛み、温度などを感知し、これを脳に伝えることで、私たちを正確に感じることができます。
2.運動の制御
坐骨神経は、下肢の筋肉を動かす指令を脳から筋肉に伝える重要な通路でもあります。
これにより、歩く、走る、しゃがむといった日常の動作が可能になります。
3.反射の維持
たとえば、頭を叩かれたときに脚が自然に跳ねるような反射運動も、坐骨神経が正常に機能しているおかげです。 この神経は、無意識のうちに身体のバランスや姿勢を維持するのにも参加しています。
私たちの下肢が自由に動かせたり、バランスよく歩く事が出来るのは、末梢神経である「坐骨神経」がしっかり働いてくれるおかげです。
坐骨神経の影響範囲
坐骨神経の働きが正常である場合、私達下半身の動作をスムーズに行うことができます。 しかし、坐骨神経が圧迫されたり損傷したりすると、以下のような症状が現れることがあります
-
感覚異常:太もも、ふくらはぎ、足裏に痛みや痺れを感じる。
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障害:足や脚に力が入らなくなる、歩行が困難になる。
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反射の低下:膝や足首の反射が鈍くなる。
坐骨神経は下半身全体に大きな問題が発生するため、神経が正常に機能しない場合、日常生活に大きな支障が生じます。
坐骨神経痛の症状とは?|オアシス整骨院 池袋東口院
坐骨神経痛の症状とは
坐骨神経痛の症状は、進行具合によって異なります。以下に、初期から重症化した場合の症状を段階的に解説します。
初期症状:違和感や軽い痛み
坐骨神経痛の初期段階では、以下のような症状が現れることがあります
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腰・お尻・太もも・ふくらはぎに軽い痛みや張りを感じる
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お尻・太もも・ふくらはぎにピリピリとした違和感
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痛みが特定の動作(前かがみや長時間の座位)で強くなる
症状が進行する
進んでいくと、痛みが長時間続いき、生活に支障が出始めます。
- 痛みがお尻から太もも、ふくらはぎ、足先まで広がる
- 座る、立つ、歩くといった日常動作が困難になる
- 足の一部が麻痺したように感じることがある
重症時の状態
症状がさらに悪化すると、以下のような深刻な影響が出ることがあります:
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強い痺れや足全体の麻痺
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筋力低下により、歩行が困難になる
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足の裏などの感覚が鈍くなる
痛みが発生するタイミング
坐骨神経痛による痛みは、特定のタイミングで強く現れることがあります
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朝起きたとき:腰やお尻の痛みでベッドから起きる時
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長時間座った後:デスクワークや運転中や後に痛みが出る
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急な動作:身体をひねったり、重い物を持ち上げたりしたときに突然痛みが走る
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長時間の歩行:長時間の歩行で痛みが出始め、しばらく休憩すると落ち着く
坐骨神経痛の原因とは?|オアシス整骨院 池袋東口院
坐骨神経痛を引き起こす原因はさまざまですが、主に坐骨神経が何らかの形で圧迫されたり、炎症を起こしたりすることによって生じます。その背後には、特定の疾患や身体の構造的な問題が存在することが多く、それぞれの原因によって痛みの種類や程度が異なる場合があります。ここでは、代表的な原因について詳しく解説します。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、坐骨神経痛の最も一般的な原因の一つです。背骨の間には椎間板と呼ばれる柔らかいクッション状の組織があり、これが衝撃を吸収し、背骨の動きを助けています。しかし、何らかの理由で椎間板が変形したり、外側の線維輪が破れたりすると、内部の髄核が飛び出すことがあります。この飛び出した髄核が坐骨神経を圧迫し、痛みや痺れが引き起こされるのです。
椎間板ヘルニアは特に20~40代の比較的若い世代に多く見られ、重い物を持ち上げる動作や前かがみの姿勢がきっかけで症状が悪化することがあります。
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、脊柱管(脊髄や神経が通る通路)が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みや感覚異常を引き起こす疾患です。この病気は加齢に伴い発生しやすく、特に50代以降の高齢者に多く見られます。骨や靭帯の変性によって脊柱管が徐々に狭まり、坐骨神経を刺激するため、長時間歩いたり立ったりすると痛みや足の痺れが強まるのが特徴です。歩行後に休息を取ることで症状が和らぐ場合もありますが、進行すると日常生活に大きな支障をきたします。
腰椎分離症・すべり症
腰椎分離症は、腰椎の骨が分離する疾患で、これが進行すると骨がずれる「すべり症」になることがあります。この状態では、腰椎が正常な位置から前方または後方にずれることで神経を圧迫し、坐骨神経痛を引き起こします。腰椎分離症・すべり症は、運動量が多い若いスポーツ選手や重労働に従事する人々に多く見られます。腰痛に加えて下肢に痛みや痺れが広がることがあり、特定の動作や姿勢で症状が悪化することが特徴です。
梨状筋症候群
梨状筋症候群は、お尻の深部にある梨状筋が硬直し、そのすぐ下を通る坐骨神経を圧迫することで発症します。この筋肉は、股関節の安定性を保つために重要な役割を果たしていますが、長時間座り続けることや過度の運動によって緊張が高まると、坐骨神経に影響を及ぼすことがあります。梨状筋症候群による坐骨神経痛は、お尻や太ももの後ろに痛みや痺れが現れ、時には足先まで広がることがあります。特に、座っている状態で痛みが増す場合にはこの疾患が疑われます。
その他の要因
坐骨神経痛は上記の疾患以外にも、骨盤内の異常や腫瘍、外傷による神経損傷など、さまざまな要因で引き起こされることがあります。また、妊娠中の女性がホルモンバランスの変化や骨盤周辺の負担によって一時的に坐骨神経痛を経験することもあります。このように、原因は多岐にわたりますが、いずれの場合も神経への圧迫や炎症が痛みの根本的な要因となっています。
坐骨神経痛の原因を特定し、適切な対処を行うためには、正確な診断が欠かせません。原因に応じた適切な治療が施されることで、痛みの軽減や生活の質の向上が期待できます。
坐骨神経痛の施術方針|オアシス整骨院 池袋東口院
①問診・検査・カウンセリング
まずは患者様の初診時に時間をかけ、問診と検査を充分行なうことで現在のお身体の状態を把握し坐骨神経痛の原因になっている疾患の確認を行なっていきます。
特に初回では下肢〜骨盤・背骨の柔軟性(筋肉や関節)や体幹の筋力安定性の確認等を行い今後の治療の方針を決めていきます。
②痛みの改善:ハイボルテージ治療
ハイボルテージ治療は、高電圧の電流を身体の深部まで届け、坐骨神経痛の原因に直接アプローチする治療法です。電気刺激により痛みを軽減させ神経周囲の血行不良や筋肉の緊張による痛みなどの症状を軽減させます。
③柔軟性改善:ラジオ波
当院ではSWIMS(スイムス)という治療器を使用しています。通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しない「筋肉の癒着」を効果的に改善するための治療器です。癒着とは切り傷の後にできる「かさぶた」のような組織で、体内の多くの場所にありますが、通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しません。
ラジオ波を使って温熱をかけ、癒着組織の主成分であるコラーゲンを動きやすい状態にして筋肉の緊張を軽減させます。
過剰な筋肉の緊張が神経を圧迫している場合には、筋肉の緩和によって神経への負担も軽減されます。
また、ラジオ波治療は神経への血流改善にも起こります。神経周囲の血行が促進されることで、神経自体が必要とする酸素や栄養素が十分に供給され、神経の働きが正常に変化します坐骨神経痛やしびれなど、神経への圧迫や血流不足が原因となる症状の場合、ラジオ波治療は特に効果的です。
・超音波–コンビネーション
超音波治療器とハイボルテージを同時に使用する「コンビネーション治療」を行います。超音波のマイクロマッサージ効果と電流の鎮痛作用により、血行を促進し、早期に筋緊張の改善を行います。
④背骨・骨盤・股関節〜足部の骨格矯正
背骨・骨盤・股関節〜足部の骨格矯正を行うことで坐骨神経痛の原因になっている筋肉や関節の柔軟性を改善させていきます。
⑤体幹の安定性強化
体幹強化
体幹(腹部・臀部)の筋肉がしっかり支えているかどうかは歩行時等のアキレス腱への負担に大きく影響します。当院ではグランテスラ(電磁パルスE M S)を使用して体幹周りの強化を行います。(服の上からの使用が可能ですので臀部の使用も可能です)
坐骨神経痛の場合上記の改善の他にも日常での自宅ケアが必ず必要になります。いい状態をキープする為にも日常生活の見直しを同時に行えるように自宅でのケアもしっかりお伝えしていきます。
【執筆者】
オアシス整骨院 池袋東口院 院長 岡本達也
小学生の時に足の捻挫で初めて整骨院に通院し、その時の院の雰囲気や当時の院長先生に衝撃を受けたことを今でも覚えています。その整骨院に来院される方は体の痛みや、違和感だけでなく、精神的な不安を感じている方もたくさん通院されていました。
でも院長先生の施術を受けた患者様は皆さん笑顔で帰っていかれる姿を何度もみました。「なんだ!!この凄い人は‼」と子供ながらに感じ、院長先生みたいになりたい!!人を笑顔にする仕事がしたいと思い小学生の時に柔道整復師になると決意し治療家になりました。
当院では痛みを取ることだけが目的ではなく、「また痛くならないカラダ作りや快適な生活がおくれる体作り」を目的とし患者様に施術をさせて頂いております。
当院コンセプトである「美と健康と若々しさ、未病を防ぐ」を多くの方に実感して頂けるようにスタッフ一同日々励んでまいりますのでよろしくお願い致します。お体のお悩み・不安など御座いましたら、気軽にご相談下さい!責任を持ってお答えさせて頂きます。
一緒に頑張って行きましょう!!
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