後脛骨筋腱炎｜池袋東口で口コミ評判のオアシス整骨院池袋東口院

後脛骨筋腱炎は、足首の内側に位置する「後脛骨筋」とその腱に炎症が起こる疾患です。 後脛骨筋は、脛骨（すねの骨）の後方から足の内側に向かって伸びており、足の縦アーチを形成・維持する重要な役割を担っています。この筋肉と腱が正常に機能することで、私たちは歩行や走行中に安定した足取りを認めることができます。

しかし、後脛骨筋やその腱に耐える負荷がかかると、炎症や損傷が起こります。これが後脛骨筋腱炎であり、放置すると足のアーチが崩れ、扁平足の進行や足首の不安定性を考える可能性がありますその結果、足首や足の内側に痛みや腫れが現れ、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすことがあります。

初期症状

後脛骨筋腱炎の初期段階では、以下のような症状が現れることが多いです。

• 足首内側の違和感や軽い痛み：運動中や長時間の歩行後に足首の内側や土踏まずに軽い痛みを感じることがあります。

• 朝のこわばり感：朝起きたときや長時間座った後に、足首や足の裏がこわばる感じがすることがあります。

• 軽さの腫れ：足首の内側にわずかな腫れや熱感を感じる場合があります。

進行期の症状

症状が進行すると、以下のようなより深刻な症状が現れます。

• 持続的な痛み：痛みが持続的になり、安静時にも感じられます。 特に階段の昇降時など後脛骨筋に負荷がかかる動作で痛みが増すことがあります。

• 腫れや熱感の増加：炎症が進むと、足首の内側に明らかな腫れや熱感が現れます。触ると痛みを感じることもあります。

• 足のアーチの低下（扁平足の進行）：後脛骨筋の機能低下により、足の縦アーチが崩れ、土踏まずが弱くなります。

• 歩行時の不安定感：足首の安定性が低下し、つまずきやすくなったり、長時間の歩行が困難になることがあります。 特に不整地や坂道での歩行で不安定さを感じることがあります。

重症期の症状

症状がさらに進んでいくと、日常生活に大きな変化が起こります。

• 激しい痛みと機能障害：痛みがなくなり、歩行や立位を維持することが困難になります。痛みのために仕事や家事がなくなることもあります。

• 足部の変形：後脛骨筋の機能不全により、足部のアーチ不良が増大します。扁平足の状態も悪化し足首が内側に崩れるようになります。

他の関節への影響：足首の不安定さから、膝や腰など上位の関節にも負担がかかります。

これにより、膝痛や腰痛などの二次的な障害が発生する可能性があります。

後脛骨筋腱炎は主に「筋肉・関節の柔軟性の低下」・「筋力低下」・「足部の不安定性」によって発生します。主な原因としては下記の症状が考えられます。

1. 全力な運動やスポーツ活動

後脛骨筋炎の最も一般的な原因の一つは、緊張する運動やスポーツによるものです。 特にランニング、サッカー、バスケットボール、テニスなど、足に強い繰り返し負荷がかかるスポーツはリスクがかかります。の増加や適切な休息を取らないトレーニングは、筋肉や腱に細かい損傷を与え、炎症を起こす可能性があります。

2.扁平足や足のアライメント異常

足のアーチが下がった扁平足の方や、足の骨格にゆがみがある方は、後脛骨筋に強いストレスがかかります。扁平足の状態では後脛骨筋が常に引っ張られ、腱に負担がかかり、この状態が続くと、炎症や損傷が起こりやすくなります。

3. 長時間の立ち仕事や靴のサイズの問題

販売員、看護師、調理師など、長時間立ち続ける職業の方は、足にかかる負担が大きくなります。 さらに、クッション性やサポート性の低い靴、サイズの合わない靴を使うと、足の負担が増大し、後脛骨筋炎のリスクが増加します。高いヒールや硬い靴底の靴も足に無理な力がかかる原因となります。

4. 加齢による影響

中高年は、後脛骨筋炎を発症しやすい傾向があります。 加齢に伴う筋力の低下により、後脛骨筋にかかる負担の増加や筋肉や腱の柔軟性が低下に伴い状態を悪化させます。

5. 体重の増加や肥満

体重が増えると足にかかる負担が直接的に増加します。肥満の方は、日常生活の中で足に大きな負担がかかるため、後脛骨筋やその腱が過度にストレスを受け、炎症を起こす可能になります。

後脛骨筋腱炎が悪化している場合、運動の強度を抑えながら（または休止）まずは炎症を抑えること最優先に治療を進めていきます。

①問診・検査・カウンセリング

まずは患者様の初診時に時間をかけ、問診と検査を充分行なうことで現在のお身体の状態を把握します。特に初回では下肢の柔軟性（筋肉・股関節・足関節をメインに）、足のアーチ機能の状態、足部の感覚器のチェックをしっかり行い今後の治療の方針を決めていきます。

また症状に合わせて足形測定器（足形3Dスキャン）や足圧計などを使用しながら足の状態

把握を行なっていきます。

②痛みの改善

・ハイボルテージ（電気治療）

後脛骨筋腱炎の痛みの軽減のために高圧の電気を流していく施術です。強い電気刺激で感覚を麻痺させることにより、高い鎮痛作用が期待できます。また、電気によるマッサージ作用で血行を促せますので、腫れの抑制も図れます。

③下肢の柔軟性改善

・ラジオ波

当院ではSWIMS（スイムス）という治療器を使用しています。通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しない「筋肉の癒着」を効果的に改善するための治療器です。癒着とは切り傷の後にできる「かさぶた」のような組織で、体内の多くの場所にありますが、通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しません。

ラジオ波を使って温熱をかけ、癒着組織の主成分であるコラーゲンを動きやすい状態にして筋肉や足関節周辺組織の緊張を軽減させます。

・超音波-コンビネーション

超音波治療器とハイボルテージを同時に使用する「コンビネーション治療」を行います。超音波のマイクロマッサージ効果と電流の鎮痛作用により、血行を促進し、早期に筋緊張の改善を行います。

④骨盤・股関節〜足部の骨格矯正

下肢の筋肉は骨盤〜足部に付着しているため、それぞれの関節の柔軟性が低下することで後脛骨筋の負担が増します。特に後脛骨筋腱炎になるかたの多くは足関節の柔軟性が低下している傾向にあります。それぞれの関節の柔軟性が改善させることを目的に骨格矯正を行なっていきます。

⑤足部・体幹の安定性強化

・下肢エクササイズ

後脛骨筋の柔軟性、足部の安定性を目的にしたエクササイズを行います。

後脛骨筋腱炎改善の為にも、再発予防のためにもご自宅で実施できるようにご提案いたします。

・インソール

足部の扁平足に代表されるアーチ不良後脛骨筋の負担に大きく関連します。

また足裏には感覚器と言われる体のバランスを保つ神経があります。

インソールを入れることで足部の安定性を強化し後脛骨筋腱にかかる負担を軽減させます。

・体幹強化

体幹（腹部・臀部）の筋肉がしっかり支えているかどうかは歩行時等の後脛骨筋への負担に大きく影響します。当院ではグランテスラ（電磁パルスE M S）を使用して体幹周りの強化を行います。（服の上からの使用が可能ですので臀部の使用も可能です）

後脛骨筋腱炎の場合上記の改善の他にも日常での自宅ケアが必ず必要になります。

いい状態をキープする為にも日常生活の見直しを同時に行えるように自宅でのケアもしっかりお伝えしていきます。

後脛骨筋炎は、初期に正しい対処を行うことで症状の恐怖を防ぎ、正常な足の機能を回復することが可能です。 初期段階での治療は、炎症の鎮静化や筋力の回復を促進しますし、重症化を防ぐことができます

豊島区南池袋のオアシス整骨院では患者様が後脛骨筋腱炎の痛みで悩まされることのない毎日を送れることを目指しています。後脛骨筋腱炎でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。

早期発見と治療の重要性

後脛骨筋炎は、初期に正しい対処を行うことで症状の恐怖を防ぎ、正常な足の機能を回復することが可能です。 初期段階での治療は、炎症の鎮静化や筋力の回復を促進しますし、手術を回避する可能性が高まります。