有痛性外脛骨
- 最近足の内側の骨がでっぱってきている。
- 足の内側が靴に当たって痛い。
- 足の内側が足をひねって以来痛みが取れない。
- 足の内側に骨の出っ張りがあり、スポーツをすると痛くなる。
有痛性外脛骨とは?|オアシス整骨院 池袋東口院
有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)とは、足の内側にある舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨の近くに、外脛骨と言われる後脛骨筋腱の「種子骨」(腱の中に埋まっていて、腱の動きの助けをする骨)です。人口の約10〜15%に見られる一般的な骨の変異です。それ自体は無症状では問題は起こりませんが、特定の条件下で症状が発生します。
足部の解剖学的特徴
足は多くの骨と関節、筋肉、靭帯で構成されており、体重を支えながら様々な動きを可能にしています。 舟状骨は足の内側縦アーチの形成に重要な役割を果たし、その周囲には後脛骨筋腱(こうけいこつきんけん)が付着しています。外脛骨が存在すると、この後脛骨筋腱の付着部に影響を与えるために、非常に負担がかかるので痛みや炎症を発生させます。
好発年齢と性別
痛みのある外脛骨は、思春期の女児に多く見られる傾向があります。成長期における骨や筋肉の急激な発達、ホルモンバランスの変化、運動量の増加などが影響していると考えられています。また、女性は男性に比べて扁平足の割合が高く、これが発症リスクを高めることとなっています。
有痛性外脛骨の原因とは?|オアシス整骨院 池袋東口院
扁平足の影響
外脛骨に有性痛の最も一般的な原因は、足のアーチが下がった扁平足です。 扁平足になると、足の内側に激しい負荷がかかり、後脛骨筋腱が伸ばされます。周囲に炎症や痛みが生じやすくなります。
無理な運動やスポーツ活動
ランニング、ジャンプ、ダンスなど、足に強い衝撃や負荷がかかる運動を頻繁に行い、外脛骨やその周囲の組織にストレスがかかります。 特に硬い床での運動や、急な方向転換を伴うスポーツはリスクが高まります。
靴のサイズの問題
アーチサポートのない靴やクッション性の低い靴、サイズの合わない靴を履いてしまい、足の内側に負担がかかります。ハイヒールや先の細い靴も足の形状を変え、症状を悪化させることがあります。
遺伝的要因
家族に痛みのある外脛骨や扁平足、外反母趾など足部疾患がある場合、遺伝的な関与が関与している可能性があります。
その他の要因
- 長時間の立ち仕事:足への負担が増え、症状が出やすくなります。
- 体重の増加:体重が増えて足への圧力が増加し、症状が悪化する可能性があります。
- 加齢による筋力低下:足部の筋力が低下すると、アーチを維持する力が弱まり、症状が出やすくなります。
有痛性外脛骨の症状とは?|オアシス整骨院 池袋東口院
足の内側の痛みや腫れ
主な症状は、足の内側、特に舟状骨付近の痛みや腫れです。 炎症が起きている場合、接触と熱感を感じることもあります。 痛みは鈍い痛みから鋭い痛みまで様々で、症状の程度も個人差があります。
運動時や活動後の痛みの増加
歩行、走行、ジャンプなどの動作時に痛みの増加傾向があります。 特に運動後や長時間の立位・歩行の後に症状が大きくなることが多いです。 階段の上りが下りや坂道歩行でも痛みを感じる場合があります。
靴の圧迫による不快感
靴が当たる部分に違和感や痛みを感じ、靴擦れのような症状が現れることがあります。 特に硬い素材の靴やサイズの合わない靴を履くと症状が悪化します。
足の変形やしこりの存在
外脛骨が大きい場合、足の内側に骨の突起が見られ、見た目にも影響が考えられます。触ると硬いしこりを感じ痛みを伴うこともあります。
疲れやすさや歩行時の不安定感
足のアーチの低下や後脛骨筋腱の機能低下により、長時間の歩行や立位で足が疲れやすくなります。また、足元が不安定になり、つまずきやすいこともあります。
有痛性外脛骨の施術方針|オアシス整骨院 池袋東口院
①問診・検査・カウンセリング
まずは患者様の初診時に時間をかけ、問診と検査を充分行なうことで現在のお身体の状態を把握します。特に初回では下肢の柔軟性(筋肉・股関節・足関節をメインに)、足のアーチ機能の状態、足部の感覚器のチェックをしっかり行い今後の治療の方針を決めていきます。
足部に状態を正確に把握するために状況に合わせて以下の測定器を使用しております。
・足形3Dスキャン
レーザーによる精確で迅速な計測
「三次元足型自動計測機」は、レール型レーザー計測システムを採用し、片足約3万ヶ所の計測ポイントを駆使して、足首から下の「甲」「踵」「つま先」「足裏」などを立体的に再現します。従来のJIS規格に対応する足長、足幅、足囲などの手計測を自動化します。また、アーチ高などの詳細な部分の値を求め、分析することができます。
・足圧測定器トゥルーフィート(Truefeet)
トゥルーフィート(Truefeet)は、足底圧分布を高精度に測定する最新技術を採用した機器です。静止立位や歩行中の足底圧力を3D表示し、圧力の分布状態を詳細に把握することで、足の健康状態を包括的に評価します。静止測定では、圧力分布から内反や外反の状態を予測し、足弓の状態を確認できます。歩行測定では、圧力中心線の軌跡や歩行周期を動画で記録し、歩行異常の分析が可能です 。
②痛みの改善
・ハイボルテージ(電気治療)
有痛性外脛骨の痛みの軽減のために高圧の電気を流していく施術です。強い電気刺激で感覚を麻痺させることにより、高い鎮痛作用が期待できます。また、電気によるマッサージ作用で血行を促せますので、腫れの抑制も図れます。
③足部の柔軟性改善
・ラジオ波
当院ではSWIMS(スイムス)という治療器を使用しています。通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しない「筋肉の癒着」を効果的に改善するための治療器です。癒着とは切り傷の後にできる「かさぶた」のような組織で、体内の多くの場所にありますが、通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しません。
ラジオ波を使って温熱をかけ、癒着組織の主成分であるコラーゲンを動きやすい状態にして筋肉や足関節周辺組織の緊張を軽減させます。
・超音波–コンビネーション
超音波治療器とハイボルテージを同時に使用する「コンビネーション治療」を行います。超音波のマイクロマッサージ効果と電流の鎮痛作用により、血行を促進し、早期に筋緊張の改善を行います。
④骨盤・股関節〜足部の骨格矯正
下肢の筋肉は骨盤〜足部に付着しているため、それぞれの関節の柔軟性が低下することで足部の負担が増します。特に有痛性外脛骨になるかたの多くは負担のかかっている部位の柔軟性が低下している傾向にあります。それぞれの関節の柔軟性がることを目的に骨格矯正を行なっていきます。
⑤足部・体幹の安定性強化
・足部エクササイズ
足部の安定性を目的にしたエクササイズを行います。
有痛性外脛骨と同時に発生している他の足部疾患の改善や、再発予防のためにもご自宅で実施できるようにご提案いたします。
・インソール
足裏には感覚器と言われる体のバランスを保つ神経があります。
インソールを入れることで足部の安定性の強化や低下しているアーチを支えるために重要になります。
・体幹強化
体幹(腹部・臀部)の筋肉がしっかり支えているかどうかは歩行時等の安定性に重要になります。
当院ではグランテスラ(電磁パルスE M S)を使用して体幹周りの強化を行います。(服の上からの使用が可能ですので臀部の使用も可能です)
有痛性外脛骨の場合上記の改善の他にも日常での自宅ケアが必ず必要になります。いい状態をキープする為にも日常生活の見直しを同時に行えるように自宅でのケアもしっかりお伝えしていきます。豊島区南池袋のオアシス整骨院では患者様が有痛性外脛骨の痛みで悩まされることのない毎日を送れることを目指しています。有痛性外脛骨でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
【執筆者】
オアシス整骨院 池袋東口院 院長 岡本達也
小学生の時に足の捻挫で初めて整骨院に通院し、その時の院の雰囲気や当時の院長先生に衝撃を受けたことを今でも覚えています。その整骨院に来院される方は体の痛みや、違和感だけでなく、精神的な不安を感じている方もたくさん通院されていました。
でも院長先生の施術を受けた患者様は皆さん笑顔で帰っていかれる姿を何度もみました。「なんだ!!この凄い人は‼」と子供ながらに感じ、院長先生みたいになりたい!!人を笑顔にする仕事がしたいと思い小学生の時に柔道整復師になると決意し治療家になりました。
当院では痛みを取ることだけが目的ではなく、「また痛くならないカラダ作りや快適な生活がおくれる体作り」を目的とし患者様に施術をさせて頂いております。
当院コンセプトである「美と健康と若々しさ、未病を防ぐ」を多くの方に実感して頂けるようにスタッフ一同日々励んでまいりますのでよろしくお願い致します。お体のお悩み・不安など御座いましたら、気軽にご相談下さい!責任を持ってお答えさせて頂きます。
一緒に頑張って行きましょう!!
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