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足底筋膜炎にインソールは効果的?|池袋東口オアシス整骨院
足底筋膜炎にインソールは効果的?
朝の第一歩でかかとにズキッとした痛みを感じたことはありませんか?
特に長時間の立ち仕事やランニング、ウォーキングをしている方に多いこの症状は、足底筋膜炎(そくていきんまくえん)の可能性があります。
本記事では、池袋の整骨院であるオアシス整骨院 池袋東口院が、足底筋膜炎の概要や原因、そしてインソールを活用した効果的なケアについて詳しくご紹介します。
足底筋膜炎とは?
足底筋膜炎は、足の裏にある厚くて強靭な結合組織「足底筋膜」に炎症が生じる状態を指します。足底筋膜は、かかとから足の指先にかけて広がっている弓状の組織で、歩行時の衝撃吸収や足のアーチを支える重要な役割を担っています。
この筋膜に過度な負担がかかり、小さな損傷が繰り返されることで慢性的な炎症が発生し、以下のような症状が現れます:
- 朝起きた直後の鋭いかかとの痛み
- 長時間の立ち仕事や歩行後に増す痛み
- 運動開始時に強くなる足裏の痛み
- 足底の張りやつっぱり感
- 足のアーチ部分の違和感や疲労感
特に朝の第一歩や長時間座った後の最初の数歩で痛みが強くなるのは、筋膜が睡眠中に収縮し、初めて伸ばされる際に大きな負荷がかかるためです。
足底筋膜炎は軽度であれば数週間で自然に改善することもありますが、放置すると慢性化し、症状が長引くことも多いため、早期の対策が重要です。
足底筋膜炎の主な原因とは?
足底筋膜炎は、単なる「使いすぎ」だけが原因ではありません。以下に、足底筋膜炎を引き起こす主要な原因を詳しく解説します。
- 足底筋膜への過剰な負荷
足底筋膜は、歩行やランニングなどの動作時に非常に大きな力がかかる部位です。特に、長時間の立ち仕事、スポーツ、急な運動量の増加などは、足底筋膜に繰り返し強い負荷をかけ、微細な損傷を蓄積させる原因となります。
- 足部アーチの崩れ(扁平足・回内足)
足底筋膜は、足のアーチを支えるための弓状の構造を形成していますが、このアーチが潰れると筋膜が引き伸ばされやすくなり、炎症が起こりやすくなります。**扁平足や過回内(内側に倒れ込む足)**の方は特にリスクが高く、足の内側アーチが崩れることで筋膜にかかる負担が増大します。
- 足部や足関節の柔軟性低下
ふくらはぎ(下腿三頭筋)やアキレス腱、足底筋膜自体が硬くなると、足が正しく動かなくなり、歩行やランニング時に足底筋膜に過度な張力がかかるようになります。特に、足首の可動域が狭いと、つま先を持ち上げる際に筋膜が強く引っ張られるため、炎症が生じやすくなります。
- 足部内在筋やふくらはぎの筋力低下
足の裏には小さな筋肉(内在筋)が多数あり、これらがアーチの安定性を保っています。これらの筋力が低下すると、足底筋膜がその負担を代わりに引き受けることになり、長期的に見て筋膜の過負荷や炎症につながりやすくなります。
- 体重の増加や肥満
体重が増加すると、単純に足にかかる負担が大きくなるため、足底筋膜に対するストレスも増加します。特に急激な体重増加は、足の構造や筋肉に適応する時間がなく、筋膜への負担が集中しやすくなります。
- 不適切な靴や硬い地面での活動
クッション性の低い靴や、足に合わない靴は足底筋膜に過剰なストレスを与えます。特に硬い地面での長時間の立ち仕事や歩行は、足底筋膜への衝撃を直接的に増幅させ、炎症を引き起こすリスクが高まります。
- 過去の足関節の捻挫やケガ
足首や足関節の捻挫歴があると、その部分が不安定になりやすく、歩行時に無意識のうちに足底筋膜に負担がかかることがあります。また、足の使い方が偏ることで、筋膜の一部分に過剰な負荷が集中することもあります。
これらの要因が重なることで、足底筋膜への負担が限界を超え、慢性的な炎症が発生するのです。早期に原因を特定し、適切な対策を講じることが、長期的な改善と再発予防につながります。
なぜ足底筋膜炎にインソールが効果的なのか?
足底筋膜炎は、足底筋膜への繰り返しの過剰な負荷が原因で発症するため、その負担を軽減し、足のアーチ構造を正しくサポートすることが非常に重要です。インソールは、単なる「靴の中敷き」ではなく、足底筋膜へのストレスを根本から改善する矯正具として、多くの研究で効果が証明されています。
◾️アーチの支持と筋膜への負担軽減
インソールは、足の縦アーチを下から支えることで、足底筋膜の張力を適正化し、筋膜へのストレスを大幅に軽減します。足底筋膜が自然な弓状のアーチを保つことで、歩行やランニング時の衝撃が適切に分散され、筋膜の過伸展が防がれます。
- アーチの保持:足底筋膜が正しい位置に戻り、衝撃が効率よく吸収される
- 筋膜の伸びすぎ防止:足底筋膜が過剰に引っ張られるのを防ぎ、微細な損傷を抑える
- 足全体の安定感向上:立っているときや歩くときの足の安定性が高まり、負担が分散される
特に、足のアーチが低下している扁平足や回内足の方にとっては、インソールが筋膜をサポートする効果は絶大です。
◾️過回内や足部の不安定性の補正
足底筋膜炎は、足の内側への倒れ込み(過回内)が大きな要因の一つです。これは、足の骨格や関節が正常な位置からずれ、筋膜に余計な力がかかることで炎症が発生するメカニズムです。
インソールは、過回内を補正し、足部全体のアライメントを正しい位置に導くことで、足底筋膜にかかる不自然な張力を軽減します。これにより、筋膜への慢性的なストレスが減少し、痛みの軽減や再発防止につながります。
◾️足部の安定性向上と痛みの軽減
足底筋膜は足の安定性に大きく寄与する組織ですが、その筋膜が損傷すると、足全体が不安定になりやすくなります。インソールはこの不安定性を補正し、足の接地面積を増やして重心を安定させる役割を果たします。
- バランスの改善:立位や歩行時に足裏の荷重が分散され、安定感が向上
- 接地衝撃の緩和:地面からの衝撃が足全体に均等に伝わり、筋膜への局所的な負担が軽減
- 筋肉の協調性向上:足の筋肉が正しく働くようになることで、筋膜への負担が減少
これにより、足底筋膜にかかる負担が減り、長時間の立ち仕事や歩行後の痛みも緩和されることが期待できます。
◾️筋力バランスの改善と筋膜への負担分散
足底筋膜炎は、足部の筋力バランスが崩れることも原因の一つです。特に、足底の内在筋が弱っている場合、筋膜がその負担を代わりに引き受けることになり、炎症のリスクが高まります。
インソールは、足の筋肉が正しく機能するように補正し、筋力バランスを改善する効果があります。具体的には、足裏全体の筋肉が均等に働くよう導き、筋膜への局所的な負担を軽減します。
◾️歩行メカニクスの改善と再発予防
インソールを使用することで、足の着地から蹴り出しまでの歩行メカニクスが改善されます。これにより、足底筋膜が繰り返し負担を受ける動きを防ぎ、再発リスクを大幅に低減します。
- 正しい足の動きを誘導
- 足底筋膜への負荷を分散
- 自然な歩行パターンの回復
このように、インソールは単に痛みを和らげるだけでなく、症状の根本原因に対処するための効果的なツールとして、非常に有用です。
矯正用インソール「フォームソティックス」とは?
オアシス整骨院 池袋東口院では、ニュージーランド発の足部矯正用インソール「Formthotics(フォームソティックス)」を導入しています。
◾️フォームソティックスの特徴
- 熱成形による個別対応
フォームソティックスは、熱を加えることで一人ひとりの足にぴったりフィットするよう成形可能です。これにより、市販のインソールとは異なり、個々の足型に合わせた正確なサポートが実現します。 - 強固なアーチサポートと適度な柔軟性
柔らかすぎず硬すぎない絶妙な素材が、足の自然な動きを妨げずにアーチを支えます。歩行やランニング時の負担を軽減し、足底筋膜への過度な引っ張りを防ぎます。 - 耐久性と軽量性
長時間の使用にも耐え、スポーツや日常の動作にも対応可能。軽量であるため、足が疲れにくいのも特徴です。 - 科学的根拠に基づいた設計
フォームソティックスは、整形外科やリハビリの専門家によって設計されており、足部の矯正と機能回復に効果的です。
◾️なぜ足底筋膜炎に効果的なのか?
フォームソティックスは、足のアーチを正しく支えるだけでなく、足底筋膜への負担を軽減し、足部全体の機能を改善するよう設計されています。特に、過回内の補正やアーチの再構築に優れているため、足底筋膜炎の症状に対して非常に有効です。
- アーチを保持し、筋膜の過度な引き伸ばしを防ぐ
- 足部の安定性を高め、歩行時の筋膜への負担を軽減
- 立位時や運動時の重心バランスを改善し、再発リスクを低減
詳細はフォームソティックス公式サイトもご覧ください。
オアシス整骨院 池袋東口院での足部評価方法
インソールの処方には、正確な足部の評価が欠かせません。オアシス整骨院 池袋東口院では、以下のような精密な検査を行っています。
- 足の3Dスキャン
足の骨格形状・アーチの高さ・左右差などを三次元的に可視化。定量的なデータを元に客観的な分析が可能です。
- 足圧計による重心分析
立っているときや歩いているときに、足裏のどこに体重がかかっているかを計測。
- 足部評価(FPI)
FPI(Foot Posture Index)
足のアライメント(骨配列)を点数化する評価法となっており、世界的に最も メジャーな検査法です。日本には足の専門医は少ないですが、海外には足の専門医(足病医)というジャンルが存在しています。その足病医たちが基準にしているもので、信頼性がとても高いのです。
当院での足底筋膜炎の施術内容
痛みの改善
◾️ハイボルテージ(電気治療)
足底筋膜炎の痛みの軽減のために高圧の電気を流していく施術です。強い電気刺激で感覚を麻痺させることにより、高い鎮痛作用が期待できます。また、電気によるマッサージ作用で血行を促せますので、腫れの抑制も図れます。
下肢の柔軟性改善
◾️ラジオ波
当院ではSWIMS(スイムス)という治療器を使用しています。通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しない「筋肉の癒着」を効果的に改善するための治療器です。癒着とは切り傷の後にできる「かさぶた」のような組織で、体内の多くの場所にありますが、通常のマッサージやストレッチではなかなか改善しません。
ラジオ波を使って温熱をかけ、癒着組織の主成分であるコラーゲンを動きやすい状態にして筋肉や足関節周辺組織の緊張を軽減させます。
◾️超音波–コンビネーション
超音波治療器とハイボルテージを同時に使用する「コンビネーション治療」を行います。超音波のマイクロマッサージ効果と電流の鎮痛作用により、血行を促進し、早期に筋緊張の改善を行います。
骨盤・股関節〜足部の骨格矯正
下肢の筋肉は骨盤〜足部に付着しているため、それぞれの関節の柔軟性が低下することで後脛骨筋の負担が増します。特に後脛骨筋腱炎になるかたの多くは足関節の柔軟性が低下している傾向にあります。それぞれの関節の柔軟性が改善させることを目的に骨格矯正を行なっていきます。
足部・体幹の安定性強化
◾️下肢エクササイズ
足底筋膜の柔軟性、足部の安定性を目的にしたエクササイズを行います。
足底筋膜炎改善の為にも、再発予防のためにもご自宅で実施できるようにご提案いたします。
まとめ
足底筋膜炎は、放置すると痛みが慢性化し、足の変形や歩行障害を招くリスクもあるため、早期の対応が重要です。
「土踏まずが潰れてきた気がする」「内くるぶしの痛みが続いている」
そんな症状がある方は、まず足部の構造や動きのクセをしっかり評価することが改善への第一歩となります。
オアシス整骨院 池袋東口院では、足の状態に合わせてインソール『フォームソティックス』や電気治療・骨格矯正を組み合わせ、根本原因にアプローチする施術と予防ケアをご提案しています。
池袋周辺で足底筋膜炎にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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