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足底筋膜炎が再発するのはなぜ?痛みが落ち着いた後に見直したい原因|池袋東口オアシス整骨院

「整形外科で治療を受けて、足裏の痛みはいったん落ち着いた」
「朝起きたときの一歩目も痛くなくなったけれど、また再発しないか心配」
「痛みがない今のうちに、再発を防ぐためにできることを知りたい」
足底筋膜炎で悩んだ経験がある方の中には、このような不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
足底筋膜炎は、安静や薬、注射、リハビリなどによって痛みが落ち着いても、長時間の立ち仕事や歩行、運動などをきっかけに、再び踵や足裏が痛くなることがあります。
ただし、再発したからといって、以前に受けた治療が間違っていたとは限りません。
痛みが改善したことと、足が以前と同じ負荷に耐えられる状態まで回復したことは、必ずしも同じではありません。

この記事では、足底筋膜炎の痛みが落ち着いた後に見直したい原因と、再発を防ぐために当院で行う検査・施術について解説します。
足底筋膜炎の基本的な症状や病態については、 足底筋膜炎の症状ページ もあわせてご覧ください。
目次
1.痛みが出る仕組みを「バケツ」で考える

足底筋膜炎の再発は、バケツに水がたまっていく様子で考えると分かりやすくなります。
バケツに入る水は、足に加わる負荷や疲労です。
- 長時間の立ち仕事
- 歩行量の増加
- ランニングやスポーツ
- 硬い床での作業
- 足に合っていない靴
- 足首や足部の動きの悪さ
- 筋力やバランス能力の低下
このような負荷が少しずつ積み重なり、バケツの中の水があふれたときに、踵や足裏の痛みとして現れると考えます。
痛みがない=バケツが空とは限りません
治療や休養によって痛みがなくなった状態は、バケツの中が完全に空になった状態ではなく、水が少し減って、まだあふれていないだけということもあります。

その状態で急に歩く距離が増えたり、旅行、運動、忙しい仕事などの負荷が加わったりすると、再び水があふれて症状が出る可能性があります。
再発を防ぐためには、次の3つの考え方が重要です。
歩行量、立位時間、運動量、靴などを見直します。
痛みや筋緊張、関節の動きに対して施術を行います。
足部の筋力、バランス、持久力を高め、負荷に耐えられる状態を目指します。
バケツ理論は病態そのものを表すものではなく、足にかかる負荷と身体の許容量を分かりやすく説明するための例えです。
2.活動量を急に元へ戻している
足底筋膜炎の痛みが落ち着いた後に、特に注意したいのが活動量の急激な増加です。
治療中は歩く距離や運動量を減らしていたにもかかわらず、痛みがなくなった直後から以前と同じ生活に戻すと、足底部に加わる負担が急に増えます。
- 長時間の立ち仕事へ一気に戻った
- ランニングを以前と同じ距離から再開した
- 旅行や買い物で長時間歩いた
- 連日スポーツを行った
- 通勤や仕事で歩く時間が急に増えた
その場では痛みがなくても、当日の夜や翌朝になって違和感が現れることがあります。
運動中の痛みだけでなく、翌朝の一歩目や翌日の足の状態も負荷を調整する目安になります。
翌日まで痛みや張りが残る場合は、バケツへ入れた水の量が多すぎた可能性があります。歩く時間や運動量を段階的に増やし、足の反応を確認しながら調整することが大切です。
3.足首やふくらはぎの硬さが残っている

足首の動きやふくらはぎの柔軟性は、足底部にかかる負担と関係します。
足首を十分に曲げられない場合、立つ、しゃがむ、階段を上るといった動作で、足部が内側や外側へ傾くなど、別の部分で動きを補うことがあります。
また、腓腹筋やヒラメ筋の柔軟性が低下していると、足関節の動きが制限され、足底部や踵周辺へ負担が集中する可能性があります。
ただし、足首が硬い人が必ず足底筋膜炎になるわけではありません。
足首の柔軟性だけで原因を判断せず、左右差、足部の動き、荷重状態、仕事や運動による負荷などを組み合わせて確認します。
4.足部や下腿の機能が十分に回復していない

痛みが続いていた期間は、無意識に痛い側へ体重を乗せる時間を短くしたり、反対側の足へ負担を移したりすることがあります。
その状態が長く続くと、痛みが落ち着いた後も、左右の足の使い方に差が残る場合があります。
足底筋膜炎の再発予防では、単純な筋力の強さだけでなく、長時間立ったり歩いたりしても足を支え続けられる持久力も重要です。
足部やふくらはぎの機能が十分に戻っていないまま活動量を増やすと、時間の経過とともに足を支えにくくなり、踵や足底部の一部へ負担が集中する可能性があります。
足趾の筋力も、足裏全体で身体を支えるための要素の一つです。ただし、足趾の筋力が弱いことだけで原因を判断せず、接地状態、足圧、足部の動き、左右差などと組み合わせて確認します。
5.足のバランス能力が十分に戻っていない

足底筋膜炎の再発を考える際は、足首の柔軟性や筋力だけでなく、体重を足裏全体で安定して支えられるかも確認する必要があります。
確認したいバランスの状態
- 片脚立位でふらつく
- 痛かった側へ体重を乗せにくい
- 踵や足の外側だけで支える
- 足趾が浮いて床を捉えられない
- 平らな場所では問題ないが、不整地で不安定になる
痛みを避けていた期間が長い方では、症状が落ち着いた後も患側へ体重を乗せにくく、踵や足の外側へ荷重が偏ることがあります。
また、足趾が床から浮いていると足裏全体で体重を受けにくくなり、接地している一部へ圧力が集中する可能性があります。
ただし、バランス能力の低下だけで再発原因を判断することはできません。足圧、足趾の接地、足部の動き、筋力などと組み合わせて確認します。
6.足裏の感覚情報をうまく利用できていない

足裏には、圧力、振動、皮膚の伸び、床面の変化などを捉える感覚受容器があります。
私たちは足裏から得られる情報をもとに、足のどこへ体重がかかっているか、身体がどちらへ傾いているか、床が硬いか柔らかいかなどを判断しています。
その情報は脳や神経へ伝えられ、足首、足趾、下腿の筋肉を働かせるタイミングの調整に使われます。
足裏から入る情報をうまく利用できない場合、体重が一部へ偏った際の修正が遅れたり、床面の変化に対して筋肉を働かせるタイミングがずれたりする可能性があります。
足裏の感覚機能を、日常の動作や自覚症状だけで正確に判断することは困難です。「足裏が硬い」「地面を捉えにくい」と感じるだけで、感覚器の機能が低下しているとは判断できません。
また、足裏の感覚の問題が足底筋膜炎の再発を直接引き起こすと断定できるものでもありません。足部感覚は、バランスや荷重調整に関係する要素の一つとして考えます。
7.足の形や荷重の偏りが残っている

扁平足、ハイアーチ、足部の過回内・過回外などは、足底部にかかる力の分散に影響する可能性があります。
- 踵へ強く体重が集中している
- 足の内側または外側へ荷重が偏っている
- 母趾や小趾が十分に接地していない
- 左右で足の形やアーチの高さが異なる
ただし、扁平足だから再発する、ハイアーチだから足底筋膜炎になると単純に判断することはできません。
足の形だけでなく、実際にどこへ体重がかかっているか、足部がどのように動くか、足趾が接地しているか、どの程度の活動量があるかを合わせて確認する必要があります。
8.靴や生活環境が変わっていない

治療によって痛みが落ち着いても、足へ負担をかけていた生活環境が変わっていなければ、症状を繰り返す可能性があります。
- 靴底が大きくすり減っている
- 靴のサイズが合っていない
- 靴の中で踵が動く
- 足幅に対して靴が狭い、または広すぎる
- 硬い床で長時間立っている
- 自宅で裸足や薄いスリッパを使用している
- 仕事や通勤で歩く時間が長い
靴は、柔らかければよい、クッションが厚ければよいというものではありません。足の形、使用する場面、歩行量、仕事内容に合っているかを確認することが大切です。
9.原因を明確にする「詳細な評価・検査」
オアシス整骨院 池袋東口院では、手技による確認だけでなく、専用の測定機器を使用し、足の形や体重のかかり方、足趾の機能などを数値や画像で確認します。
一つの検査結果だけで原因を決めるのではなく、それぞれの結果を組み合わせて、なぜ踵や足裏へ負担が集中しやすいのかを考えます。
① 問診・検査・カウンセリング
痛みが出始めた時期や改善までの経過、過去のけが、仕事、運動、歩行量、使用している靴などを確認します。
身体の検査では、足底部だけでなく、股関節から足部までの柔軟性や関節の動き、足趾の接地、片脚立位でのバランスなどを確認します。
② 足形3Dスキャンによる足の形状確認
レーザー計測システムを使用した三次元足型自動計測機で、片足約3万箇所のポイントを読み取り、足の長さや幅、甲の高さ、アーチの状態、左右差などを立体的なデータとして確認します。
扁平足やハイアーチの傾向、左右の足の形の違いを確認できるほか、現在履いている靴のサイズや形状が足に合っているかを考える際にも役立ちます。

③ 足圧測定器「トゥルーフィート」による荷重バランスの確認
足圧測定器「トゥルーフィート(Truefeet)」を使用し、立っているときに足裏のどこへ体重がかかっているかを確認します。
踵への圧力集中、内側・外側への荷重の偏り、左右差、足趾の接地状態などを視覚的に確認できます。
3D足型の結果と足圧分布を比較し、足の形と実際の荷重状態の違いを確認します。

④ FPIによる足部姿勢の評価
FPI(Foot Posture Index)は、体重をかけた状態で足部の姿勢を確認し、内側または外側のどちらへ傾きやすいかを点数化する評価方法です。
扁平足やハイアーチという見た目だけではなく、踵や土踏まずを含めた足部全体の配列を確認します。

⑤ 足趾把持力計による足指の筋力測定
足趾把持力計を使用し、足の指で握る力を数値として測定します。
手の握力計と同じように、足趾の筋力や左右差を客観的に確認できるため、施術者の感覚だけでは分かりにくい機能低下を把握する際に役立ちます。
足趾把持力の数値だけで足底筋膜炎の原因を判断せず、足趾の接地状態、足圧、足部の動き、片脚立位でのバランスなどと合わせて評価します。

検査結果を組み合わせて原因を考えます
問診、身体機能、3D足型、足圧、FPI、足趾把持力の結果を組み合わせ、足に蓄積する負荷を増やしている要素を整理します。
10.状態に合わせた「段階的」な施術
足底筋膜炎の施術は、すべての方に同じ内容を行うわけではありません。
痛みの強さ、症状が続いている期間、関節の動き、足の形や荷重状態、仕事・運動の内容に合わせて、物理療法、手技、テーピング、運動療法などを組み合わせます。
STEP1
まずは痛みを抑える
痛みが強い時期は、最初に足底部へ加わる負担を調整し、痛みを軽減することを優先します。
ハイボルテージ
高電圧の電気刺激を使用し、痛みの感覚を和らげることを目的に行います。痛む部分だけでなく、足底部やふくらはぎの状態を確認しながら、刺激する場所や強さを調整します。

超音波コンビネーション治療
超音波による細かな振動と電気刺激を組み合わせ、足底部や下腿の状態に合わせて使用します。物理療法だけで終わらず、負荷の調整や関節・筋肉への施術と組み合わせます。

STEP2
組織を温めて柔軟性を取り戻す
ラジオ波温熱治療「SWIMS」
ラジオ波を利用して身体の深部へ温熱刺激を加え、硬くなった筋肉や組織を温めます。温めながら筋肉や筋膜への施術を行い、足首や足部を動かしやすい状態へ整えていきます。

STEP3
骨盤・股関節から足部の動きを整える
足底部だけを施術しても、股関節、足関節、足部の動きに左右差が残っていると、再び同じ場所へ負担が集中することがあります。
骨盤、股関節、膝関節、足関節、足部、足趾の状態を確認し、動きの低下や左右差が認められた部分へ施術を行います。

STEP4
テーピングで足にかかる負担を調整する
テーピングは、痛みを我慢して動くためではなく、足部への負担を一時的に調整する目的で使用します。
- 踵や足底部への負担を軽減する
- アーチを補助する
- 足趾を接地しやすくする
- 内側・外側への荷重の偏りを調整する

11.足底筋膜炎を「繰り返さない」ための安定化・予防
痛みが改善した後は、バケツへ入る水の量を調整しながら、足が負荷に耐えられる容量を少しずつ大きくしていきます。
矯正用インソール「フォームソティックス」
足型や足圧、靴との相性を確認し、必要な方には矯正用インソール「Formthotics(フォームソティックス)」をご提案します。
足と靴に合わせて熱成形を行い、踵やアーチを支え、足裏にかかる圧力を分散する目的で使用します。
- 踵の安定性を高める
- アーチを補助する
- 内側・外側への荷重の偏りを調整する
- 足裏の一部に集中する負担を分散する

すべての方にインソールが必要なわけではありません。3D足型、足圧、FPI、使用している靴などを確認したうえで必要性を判断します。
足趾・足部の運動療法
足趾把持力計や片脚立位、足圧の結果をもとに、足趾の接地、足部の安定性、足関節周囲の機能を改善する運動を行います。

- 足趾を床へ接地する練習
- 母趾と小趾の両方を使う練習
- 足裏全体で体重を支える練習
- 片脚立位でのバランス練習
- 床面の変化に対応する練習
運動内容は一律ではなく、その方の検査結果や生活で必要となる動作に合わせて選択します。
体幹・股関節の安定化
足部だけで身体を支えようとすると、踵や足底部への負担が大きくなる場合があります。
股関節や体幹の筋力低下がみられる場合には、臀部や腹部を含めた運動療法を行います。
必要に応じてEMS「グランテスラ」を使用し、腹部や臀部の筋肉へ収縮刺激を加えます。EMSだけで終わらず、実際に身体を支える運動や片脚立位などと組み合わせます。

日常生活での負荷管理
再発予防で重要なのは、痛みがなくなった直後に、バケツへ大量の水を入れないことです。
- 歩行量を段階的に増やす
- 運動は短い時間から再開する
- 翌朝に痛みが残る場合は負荷を調整する
- 靴の摩耗やサイズを定期的に確認する
- 長時間立つ場合は休憩や姿勢を変える時間をつくる
- 旅行やスポーツの前後は活動量を調整する
痛みが出るまで続けてから休むのではなく、バケツの水があふれる前に量を調整することが大切です。
12.まとめ|痛みがない時期こそ足の状態を見直しましょう
足底筋膜炎の痛みが落ち着いていても、足にかかる負荷や疲労が完全になくなっているとは限りません。
バケツから水があふれていないだけで、すでに多くの水がたまっている場合は、長時間の歩行、立ち仕事、運動などをきっかけに再び症状が出ることがあります。
再発予防で確認したいポイント
- 活動量を急に増やしていないか
- 足首や足部の柔軟性が低下していないか
- 足趾や下腿の機能に左右差がないか
- 片脚立位や荷重バランスに問題がないか
- 靴や生活環境が足に合っているか
- 痛みがなくなった後も段階的に機能を高めているか
オアシス整骨院 池袋東口院では、3D足型測定、足圧測定、FPI、足趾把持力計などを使用し、施術者の感覚だけに頼らず、足の状態を数値や画像で確認します。
そのうえで、ハイボルテージ、超音波、ラジオ波、手技、テーピング、運動療法、インソールなどを組み合わせ、一人ひとりの状態に合わせた施術を行います。
足底筋膜炎の再発が不安な方へ
「また痛くなるのではないか」
「仕事や運動へ戻ってよいのか分からない」
「自分の足にどのような問題が残っているか知りたい」
痛みが強くなる前に、現在の負荷と足の機能を確認することが再発予防の第一歩です。
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