「後脛骨筋腱炎が治らない…」と感じている方へ

「内くるぶしの周辺が痛く、なかなか改善しない」
「整形外科で後脛骨筋腱炎と言われたけれど、痛みが続いている」
「少し良くなっても、長時間歩くと再び痛くなる」
「湿布やマッサージを受けても、症状を繰り返してしまう」
このようなお悩みはありませんか?
後脛骨筋腱炎は、足首の内側を通る後脛骨筋腱に痛みが生じる疾患です。
特に立ち仕事や長時間の歩行、階段の昇り降りなど、日常生活で足を使う機会が多い方では、症状が長引くことがあります。
また、後脛骨筋腱には足のアーチを支える重要な働きがあるため、足部の形状や筋力、歩行時の荷重のかかり方などが症状に関係している場合もあります。
そのため、痛みのある部分への施術だけでは、日常生活で繰り返される負担に十分対応できないことがあります。
後脛骨筋腱炎が治らないと感じる場合には、痛みのある場所だけでなく「なぜその場所に負担が集中しているのか」を確認することが重要です。
この記事では、後脛骨筋腱炎が長引く6つの原因、悪化した場合に起こりうる変化、オアシス整骨院 池袋東口院で行う足部の検査や施術について解説します。
1. 後脛骨筋腱炎とは?

後脛骨筋は、ふくらはぎの深い部分から内くるぶしの後ろを通り、舟状骨をはじめとする足部の骨へ付着する筋肉です。
その腱である後脛骨筋腱は、足の内側縦アーチ(土踏まず)を支え、歩行時に足部を安定させる役割を担っています。
歩行中、足は地面からの力を受け止めながら、身体を前方へ移動させています。
その際、後脛骨筋は足部の動きを調整し、荷重を受け止める場面から蹴り出しに至るまで、足部の支持に関わっています。
この後脛骨筋腱に繰り返し負荷がかかることで、内くるぶしの後ろから土踏まずにかけて痛みが生じることがあります。
後脛骨筋腱炎の主な症状
- 内くるぶしの後ろが痛む
- 足首の内側から土踏まずにかけて痛みがある
- 長時間歩くと足首の内側が重だるくなる
- 階段や坂道で痛みが強くなる
- 片脚でつま先立ちをすると痛む
- 内くるぶし周辺に腫れがみられる
症状が長引く場合には、単純な炎症だけでなく、腱の組織変化や機能低下が関係していることがあります。
また、成人後に土踏まずが徐々に低くなってきた場合には、後脛骨筋腱だけでなく、周囲の靱帯や足部全体の支持機構に変化が生じている可能性もあります。
2. なぜ後脛骨筋腱炎は治りにくいのか?
後脛骨筋腱炎が長引く理由の一つは、日常生活で患部への負荷を避けることが難しいためです。
後脛骨筋腱は、立っているときや歩いているときに足部を支えるため、通勤、買い物、仕事などでも繰り返し使用されます。
症状がある程度落ち着いても、歩行量や立位時間が増えると、再び痛みが出る場合があります。
痛みが軽減しても負担の原因が残っていることがある
例えば、足部の回内が大きい方や、後脛骨筋の筋力・持久力が低下している方では、歩行時に腱へ繰り返し負担がかかる可能性があります。
また、靴の固定性が不十分だったり、足関節の可動域が制限されていたりする場合にも、荷重のかかり方が変化します。
そのため、一時的に痛みが軽減しても、活動量や足部機能の問題が残っている場合には、症状を繰り返すことがあります。
足のアーチは筋肉だけで支えているわけではない
足のアーチは、後脛骨筋だけで支えられているわけではありません。
足底腱膜やスプリング靱帯と呼ばれる靱帯なども、足部を支える重要な役割を持っています。
これらの組織は互いに協調しながら働いています。
そのため、後脛骨筋だけに注目しても、足部の問題を十分に説明できない場合があります。
特に土踏まずの形状が変化している方では、筋肉だけでなく、靱帯や関節の状態も確認することが重要です。
後脛骨筋腱炎以外の疾患が関係している場合もある
内くるぶしや足首の内側の痛みは、後脛骨筋腱炎だけで生じるわけではありません。
有痛性外脛骨、足根管症候群、足部の靱帯損傷、関節の問題などでも似た場所に症状が出ることがあります。
長期間改善しない場合には、後脛骨筋腱の状態を含めて、痛みの原因を再評価することが大切です。
3. 後脛骨筋腱炎が治らない6つの原因
後脛骨筋腱炎が長引く背景には、足部の形状や歩き方、筋力、靴など、複数の要因が関係している場合があります。
ここでは、特に確認しておきたい6つの原因について説明します。
原因① 足部のアライメントとアーチの問題

足には、体重を支えるための縦アーチと横アーチがあります。
これらの構造は、骨や靱帯、筋肉、足底腱膜などによって支えられています。
後脛骨筋腱は、このうち内側縦アーチの支持に関わる重要な組織の一つです。
扁平足や回内傾向の強い足では、荷重時にアーチの変形が大きくなり、後脛骨筋腱へかかる負担が変化する場合があります。
足の内側にある距骨と舟状骨の動きも重要です。
距骨は、足首と足部をつなぐ骨の一つです。
その前方にある舟状骨とともに、土踏まずの構造や足部の動きに関わっています。
足のアーチが大きく低下している方では、荷重時に距骨や舟状骨の位置関係が変化し、足部の内側を支える組織に負担がかかることがあります。
このような状態では、後脛骨筋だけでなく、スプリング靱帯などにも負荷がかかる場合があります。
扁平足や回内足そのものが必ず後脛骨筋腱炎の原因になるわけではありません。 足部の形状だけでなく、体重をかけたときの動きも確認することが重要です。
また、後脛骨筋腱の機能低下そのものがアーチの変化に関わる場合もあるため、足の形状だけで原因と結果を決めつけることはできません。
原因② 歩き方や日常動作の特徴

後脛骨筋腱は、歩行中の足部の動きに関係しています。
歩くとき、足は単に地面を踏んでいるだけではありません。
かかとが地面に接地してから、足部に体重を移し、最後につま先側から蹴り出すまで、足部の関節や筋肉が協調して働いています。
この一連の働きが、身体を滑らかに前へ進めるために重要です。
かかとから蹴り出しまで、足の働きは変化している
① かかとが地面に接地する場面
足が地面から受ける力に対応しながら、体重を受け止め始めます。
② 足部に体重が移動する場面
足関節や足部の関節が動き、身体が足の上を前方へ移動していきます。
③ 前足部から蹴り出す場面
足趾や足底腱膜、ふくらはぎの筋肉などが協調し、身体を前方へ移動させます。
後脛骨筋は、こうした歩行の過程で足部の動きを調整する役割を担っています。
例えば、荷重時の足部の回内が大きい、蹴り出し時に足部が安定しないといった場合には、後脛骨筋腱への負担が変化する可能性があります。
また、足部の動きが変化することで、膝や股関節など下肢全体の動作に影響する場合もあります。
ただし、扁平足だからといって必ず歩行効率が低下するわけではありません。
当院では、歩行時の足部の動きや足圧、足関節の可動性などを組み合わせて確認します。
原因③ 足部の筋力・柔軟性の不足

後脛骨筋腱は、足部を支持するために働いています。
そのため、後脛骨筋自体の筋力や持久力が低下している場合、長時間の立位や歩行で負担が増える可能性があります。
また、足部の安定性には後脛骨筋だけでなく、ふくらはぎの筋肉や足部内在筋、腓骨筋なども関係しています。
後脛骨筋だけを鍛えればよいわけではありません。
例えば、足の外側にある腓骨筋は、後脛骨筋などと協調しながら足部の動きを調整しています。
一方、足裏にある足部内在筋は、足趾の動きやアーチの支持に関わっています。
これらの筋肉の働きが十分でない場合、歩行時の足部の安定性に影響する可能性があります。
また、足関節の背屈可動域が制限されている場合には、歩行中の荷重や関節の動き方が変化し、一部の組織へ負担が集中することがあります。
ただし、筋力や柔軟性の不足だけが原因とは限りません。
痛みが続いた結果として筋力が低下していることもあるため、症状の経過を踏まえて評価する必要があります。
原因④ 足底の感覚とバランス機能の問題

足裏には、皮膚や関節などから得られる感覚情報を利用して、立位や歩行時のバランスを調整する働きがあります。
足部の安定性には、筋力だけでなく、このような感覚情報を利用する能力も関係しています。
例えば、片脚立位で大きくふらつく方や、左右でバランスの取り方が異なる方では、足部の支持機能を確認することが重要です。
また、足趾の筋力や足関節の運動機能が低下している場合にも、バランスの取り方が変化することがあります。
そのため当院では、片脚立位や足趾把持力測定なども組み合わせて、足部の機能を確認しています。
ただし、バランスが悪いからといって、後脛骨筋腱炎の原因が足底の感覚低下にあるとは限りません。
原因⑤ 靴の選び方とインソールの問題

日常生活で履く靴は、足部への負担に影響する重要な要素です。
例えば、靴のサイズが合っていなかったり、踵の固定性が不十分だったりすると、歩行時に足が靴の中で動きやすくなります。
特に、足部の回内が大きい方や後脛骨筋腱に痛みがある方では、靴の安定性や履き心地を確認することが重要です。
靴紐の締め方も大切です。
靴のサイズが適切でも、靴紐が緩いと足が靴の中で動きやすくなる場合があります。
そのため、靴紐を足の甲に合わせて調整し、踵が安定した状態で履くことが大切です。
ただし、きつく締めすぎると足の甲が圧迫されるため、無理のない範囲で調整する必要があります。
インソールによる足部の支持
後脛骨筋腱炎では、足のアーチや荷重状態に応じてインソールが役立つ場合があります。
インソールによって土踏まず周辺を支持し、歩行時の足部の動きや荷重のかかり方を調整することが期待されます。
ただし、インソールを入れれば必ず改善するわけではありません。
足部の状態や靴との相性を確認し、適切に使用することが重要です。
原因⑥ 日常生活での負担の蓄積

後脛骨筋腱炎が長引く理由として、日常生活での負荷量も重要です。
特に以下のような方では、足部への負担が大きくなる場合があります。
- 長時間立ち仕事をしている
- 通勤や通学で長い距離を歩く
- 階段や坂道を利用する機会が多い
- ランニングやスポーツを続けている
- 痛みが軽くなると急に活動量を増やしてしまう
後脛骨筋腱は、歩行や立位でも使用されるため、完全に負担をなくすことは難しい組織です。
そのため、単純に安静を続けるだけではなく、症状に合わせて活動量を調整し、段階的に負荷への耐性を高めることが大切です。
特に、活動した当日だけでなく、翌日に痛みや腫れが強くなっていないか確認することも、負荷量を調整する際の参考になります。
4. 後脛骨筋腱炎を放置するとどうなる?

後脛骨筋腱の痛みが続いている場合、腱の組織変化や機能低下が関係していることがあります。
後脛骨筋腱は内側縦アーチを支える組織の一つであるため、機能が低下すると足部の支持に影響する場合があります。
足のアーチが徐々に低下することがある
成人後に足のアーチが徐々に低下していく病態として、現在は「進行性扁平足変形(PCFD)」という考え方が用いられています。
これは、足の骨や関節、腱、靱帯などが関係し、足部の形状が変化していく状態です。
以前は後脛骨筋腱機能不全という名称が多く使われていましたが、現在は後脛骨筋腱だけが原因ではないことも知られています。
例えば、土踏まずを支えるスプリング靱帯や、距骨・舟状骨などの位置関係も、足部の変形に関係しています。
後脛骨筋腱炎が必ず進行性の扁平足へ移行するわけではありません。 重要なのは、痛みの経過だけでなく、足の形状や歩行機能が変化していないか確認することです。
足首の外側にも痛みが出ることがある
足部の変形が進行した場合、内くるぶし周辺だけでなく、足首の外側に痛みが生じることがあります。
例えば、後足部の位置関係が変化することで、足根洞と呼ばれる足首の外側の部分などに負担がかかる場合があります。
ただし、足首の外側が痛む原因はさまざまであり、必ずしも扁平足によるものとは限りません。
歩行や日常生活への影響
後脛骨筋腱の痛みが長引くと、歩行量が減ったり、痛みを避けるために歩き方が変化したりする場合があります。
その結果、足部以外の筋肉や関節に負担がかかることもあります。
大切なのは、痛みだけでなく、足部の支持機能や歩行動作の変化も確認することです。
5. 当院で行う足部の検査・評価
オアシス整骨院 池袋東口院では、後脛骨筋腱炎の症状に対して、痛みのある場所だけでなく、足部の形状、荷重のかかり方、筋力、関節の動きなどを組み合わせて評価しています。
後脛骨筋腱への負担には複数の要因が関係するため、一つの検査結果だけで原因を判断することはありません。
① 3D足型測定

3D足型測定では、足の長さや幅、アーチ形状、左右差などを立体的に確認します。
特に、内側縦アーチの高さや左右差、足部形状の特徴を把握するために使用します。
また、土踏まずだけでなく、足部全体の形状を把握することで、靴やインソールを検討する際にも役立てています。
② 足圧測定

足圧測定では、立位や歩行時に足裏のどの部分へ荷重がかかっているかを確認します。
足の内側や外側への荷重の偏り、左右差などを把握し、歩行時の足部機能を検討する参考にします。
ただし、足圧の偏りだけで後脛骨筋腱の状態や痛みの原因を判断することはできません。
③ FPI(Foot Posture Index)

FPIは、足部の姿勢を複数の項目から評価する方法です。
足が回内傾向にあるのか、回外傾向にあるのかなど、足部の特徴を把握するために使用します。
3D足型測定や足圧測定と組み合わせることで、足部の形状と荷重の特徴を複数の視点から確認します。
④ 足趾把持力測定
当院では、足趾把持力計を使用して足の指で握る力を測定しています。
足趾把持力は、足趾や足部に関わる筋機能を確認する指標の一つです。
数値化することで、左右差や足部筋機能の傾向を把握できます。
後脛骨筋腱炎では、足のアーチを支える機能や歩行時の安定性も重要になるため、必要に応じて足趾把持力を測定します。
ただし、足趾把持力だけで後脛骨筋の筋力や腱の損傷程度を判断できるわけではありません。
⑤ 足関節・下肢の機能評価
足関節の可動域、ふくらはぎの筋力、片脚立位、片脚踵上げなどを確認します。
特に片脚踵上げは、後脛骨筋腱を含めた足部の支持機能を確認する際に参考となる動作です。
また、足関節の動きや、荷重時の踵・土踏まずの状態なども確認します。
足部の変形や腱の損傷が疑われる場合には、必要に応じて整形外科での画像検査をご案内します。
当院では、これらの検査を組み合わせ、一人ひとりの足部機能に合わせた施術方針を検討しています。
6. オアシス整骨院の施術方法
後脛骨筋腱炎では、痛みへの対応に加え、腱への負荷を調整し、足部の支持機能や歩行時の動きを見直すことが重要です。
当院では、検査結果と症状の経過をもとに、必要な施術を組み合わせて対応しています。
① ハイボルテージ

ハイボルテージは、電気刺激を利用して痛みの軽減を図る施術です。
内くるぶし周辺や後脛骨筋腱に痛みがある場合、症状に応じて使用します。
ただし、ハイボルテージのみで腱への負担の原因が解消するわけではありません。
② ラジオ波(SWIMS)

当院では、ラジオ波機器のSWIMSを使用しています。
ラジオ波は、高周波エネルギーによる温熱作用を利用した施術方法です。
ふくらはぎや足関節周囲の筋緊張、柔軟性などの状態に応じて施術を行います。
後脛骨筋は下腿の深い部分に存在するため、足部だけでなく下腿の筋機能や足関節の動きも確認しながら対応します。
ただし、ラジオ波によって傷んだ腱が直接修復されると断定できるわけではありません。
③ 超音波・コンビネーション

症状に応じて、超音波やハイボルテージを組み合わせた施術を行う場合があります。
痛みや周辺組織の状態を確認しながら、必要に応じて補助的な施術として使用します。
ただし、後脛骨筋腱炎に対する超音波などの物理療法については、十分な臨床的根拠が確立されていない部分もあります。
④ 拡散型体外衝撃波

当院では、拡散型体外衝撃波を導入しています。
体外衝撃波は、皮膚の上から機械的な刺激を与える施術方法です。
慢性的な腱の痛みに対して使用されることがあり、後脛骨筋腱周辺の症状についても、状態に応じて施術の選択肢として検討する場合があります。
ただし、後脛骨筋腱炎に対する拡散型体外衝撃波の研究は限られており、その効果が十分に確立されているわけではありません。
また、腱の断裂や進行した足部変形が疑われる場合には、施術に先立って医療機関での評価が必要になることがあります。
当院では、痛みの位置や経過、足部の機能などを確認したうえで、ほかの施術や運動療法と組み合わせるかを判断しています。
⑤ 足関節・足部の手技療法

足関節や距骨下関節、距舟関節などの動きを確認し、必要に応じて手技を行います。
足部は複数の関節が協調して動く構造になっており、一部の関節に可動域制限があると、荷重時の動き方が変化する場合があります。
そのため、当院では距骨下関節や距舟関節などの可動性、足関節全体の動きなどを確認しています。
関節の動きが制限されている場合や、周囲の筋肉に緊張がみられる場合には、動作をしやすくする目的でアプローチします。
ただし、手技によって扁平足の骨格形状を恒久的に矯正できるわけではありません。
⑥ 運動療法・足部エクササイズ

後脛骨筋腱炎では、筋力や負荷への耐性を段階的に回復させることが重要です。
当院では、状態に応じて後脛骨筋や足部を支える筋肉への運動療法を行います。
後脛骨筋への運動
足を内側へ動かす運動などを利用して、後脛骨筋に負荷をかけます。
必要に応じてゴムバンドなどを用い、痛みの程度に合わせて抵抗を調整します。
足部内在筋のエクササイズ
足の指を過度に曲げず、土踏まずを軽く持ち上げるように意識する運動(ショートフット運動)などを取り入れます。
足部の小さな筋肉を使うことで、荷重時の足部の支持機能を高めることを目指します。
ふくらはぎと足部の筋力トレーニング
症状に応じて踵上げ運動などを行います。
踵上げでは、足の内側・外側の荷重バランスにも注意しながら、足部を安定させることを意識します。
ただし、痛みが強い段階では無理に片脚で行う必要はありません。
バランス練習・股関節のトレーニング
片脚立位や股関節周囲の筋力トレーニングなども、状態に応じて取り入れます。
足部だけでなく下肢全体の支持機能を確認することで、歩行時の安定性を高めることを目指します。
⑦ Formthoticsインソール

後脛骨筋腱炎では、足のアーチや荷重状態に応じてインソールが役立つ場合があります。
当院では、熱成形インソールのFormthoticsを取り扱っています。
Formthoticsは、足や靴の状態に合わせて調整が可能なインソールです。
足部の支持状態や荷重のかかり方を考慮し、必要に応じて使用を検討します。
ただし、扁平足だからといって必ずインソールが必要というわけではありません。
また、進行した足部変形では、インソール以外の装具や医療機関での対応が必要になる場合もあります。
⑧ テーピングによる足部のサポート

後脛骨筋腱炎では、足のアーチや歩行時の荷重状態によって、内くるぶし周辺の腱に負担がかかることがあります。
当院では、足部の形状や関節の動き、痛みが出る動作などを確認し、必要に応じてテーピングを行います。
テーピングは、足の内側縦アーチを補助したり、歩行時の足部の動きを調整したりすることで、後脛骨筋腱にかかる負担を一時的に軽減することを目的としています。
また、テーピングをした状態で歩行時の痛みや安定感がどのように変化するかを確認し、インソールなどのサポート方法を検討する際の参考にする場合もあります。
ただし、テーピングだけで腱の状態が回復するわけではなく、効果には個人差があります。
当院では、運動療法や靴の見直し、必要に応じたインソールなどと組み合わせながら、日常生活での負担を調整していきます。
⑨ 靴の選び方・履き方の指導
日常生活で足にかかる負担を調整するため、靴の選び方も重要です。
当院では、足の形状や歩行の特徴に合わせて、靴のサイズ、踵の固定性、靴紐の締め方などを確認します。
特に立ち仕事や歩行量が多い方では、日常的に履く靴の見直しが重要です。
7. 日常生活で気をつけたいこと
後脛骨筋腱炎は、施術だけでなく、日常生活での負担の調整も大切です。
① 痛みの程度に合わせて歩行量を調整する
痛みがある状態で長距離歩行や坂道、階段を繰り返すと、症状が強くなる場合があります。
特に、歩行後だけでなく翌日にも痛みや腫れが強くなっている場合には、負荷量を見直すことが重要です。
② 靴の安定性を確認する
踵が安定し、足のサイズに合った靴を選びましょう。
靴紐がある場合は、適切に締めて靴の中で足が過度に動かないようにすることも大切です。
③ 痛みが強い場合には座った状態から運動を始める
体重をかけると足首の内側に痛みが出る場合には、無理に片脚立ちや踵上げを行う必要はありません。
まずは座った状態で足趾を動かす運動や、足部へ軽い抵抗をかける運動などから始める方法があります。
症状に応じて、徐々に立った状態での運動へ進めていきます。
④ 筋力トレーニングは段階的に行う
痛みが落ち着いてきた段階では、後脛骨筋や足部を支える筋肉への負荷を徐々に増やします。
ただし、初めから強い負荷をかけるのではなく、運動中の痛みや翌日の反応を確認しながら進めることが大切です。
8. 医療機関での検査が必要になるケース
後脛骨筋腱炎と考えられる症状でも、足部の変形や腱の損傷などが関係している場合があります。
医療機関では、必要に応じてレントゲンや超音波、MRIなどの検査が検討されます。
また、足部の変形を詳しく確認する際には、体重をかけた状態での画像検査が役立つ場合があります。
当院でも、評価や施術の経過から医療機関での検査が必要と考えられる場合には、整形外科での受診をご案内しています。
9. まとめ|改善しない後脛骨筋腱炎は足部の評価が重要
後脛骨筋腱炎がなかなか改善しない場合には、痛みのある部分だけでなく、足部の形状や荷重、筋力、歩行時の動きなどを確認することが重要です。
特に、扁平足や回内傾向、足関節の可動域制限、筋力の低下、靴の問題、日常生活での負担などが複数重なっている場合があります。
また、症状が長引いている場合には、後脛骨筋腱の組織変化や足部の支持機能の低下が関係している可能性もあります。
オアシス整骨院 池袋東口院では、3D足型測定、足圧測定、FPI、足趾把持力測定、足関節・下肢の機能評価などを組み合わせて足部の状態を確認しています。
そのうえで、必要に応じてハイボルテージ、ラジオ波、超音波、拡散型体外衝撃波、手技療法、運動療法、インソール、テーピング、靴の指導などを組み合わせ、日常生活で足にかかる負担を見直していきます。
「後脛骨筋腱炎と言われたけれど、なかなか改善しない」
「歩くと内くるぶしの後ろが痛い」
「土踏まずが以前より低くなってきた気がする」
「整形外科で検査を受けたが、その後も痛みが続いている」
このようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
足部の状態を確認し、日常生活や仕事、運動内容に合わせた対応方法をご提案します。
後脛骨筋腱炎、内くるぶしの痛み、長引く足の症状について、お気軽にご相談ください。










